（第六巻）クマエの巫女(みこ)

ミケランジェロがバチカンのシスティーナ礼拝堂に残した天井画のクマエ、シュビラの巫女と「最後の審判」のカロン、それらの題材はこの第六巻からとられている。彼は、少年時代、メディチ家の家族同様に育てられた。メディチ家のサロンには、当時最高の頭脳が集まっていた。ミケランジェロの知的土台は、その時に養われたのだ。ほぼ同時代のレオナルド・ダ・ビンチにはそのような恵まれた環境はなく、一匹狼の興行師に終わった。

目次

6(1)シュビラの巫女に　(1-19)彼は艦隊を駆り立て、クマエ付近の岸辺に到達した。

6(2)黄金の館　(20-41)クマエ地区の巫女、グラウクス老の娘デイポベを連れてきた。

6(3)巨大な洞窟　(42-76)ああ、神が」。こう言うと、扉の前で突然彼女の顔つきが変わった。

6(4)アポロ神の憑依　(6-77-105)海原の危険を乗り越えたか。だが陸の危険が待っている

6(5)地下世界への道筋　(106-123)父上にお目にかかり、その御尊顔を間近に拝し奉ること

6(6)地下女王への手土産　(124-148)手で折ってください。枝はひとりでに取れてくれる

6(7)ミセヌスの火葬壇を　(149-182)その旋律で軍神マルスを奮起せしめる、名手だった。

6(8)黄金の枝を求めて　(183-211)空を飛んでわたしの進むべき森の方角を示してくれ。

6(9)ミセヌスの火葬壇 (212-235)その山はミセヌスの名をとどめ、後世に伝えている。

6(10)地下世界の有様　(236-294)ふたりは影となり、漆黒の夜闇の中を進んでいった。

6(11)渡守カロン　(295-336)何を求めてこの亡者たちはここに集まってくるのですか。

6(12)舵手パリヌルスの霊　(337-383)せめて安らかな場所で、死をまっとうしたいのです

6(13)カロンの船で渡河　(384-416)誰じゃい、誰じゃい。剣を抜いてわしらの川に向かってくるのは

6(14)地獄通過の光景　(417-449)それに続くのは冤罪で命を落とした人々の列だった。

6(15)ディドに無視された　(450-476)昔の彼女の夫シュカエウスがいて、彼女の苦しみに応え

6(16)最奥の勇士たち　(477-534)よく見るとそれは、プリアムス王の子デイポブスだった。

6(17)地獄と浄土の分かれ道　(535-665)彼らが泉下葬られた今も、生前と変わらなかった

6(18)アンキセスの所在　(665-678)何か心願をお持ちのご様子。あの尾根を越えられよ。

6(19)浄土の親子　(679-712)彼は三度、腕で父の首を抱こうとした。しかし幻影は彼の手から

6(20)千年の輪廻　(713-755)浄火に焼かれる者もいる。皆、その霊魂の償いをつけねば

6(21)アウグストとなるべき者　(756-853)その領土はやがて星空の彼方に達する。

6(22)過酷な運命を予言　(854-881)両手一杯の百合の花をくれ。この美しい紫の花を撒こう。

6(23)地下世界の出口　(893-901)夢にはふたつの門がある。ひとつは角でできている。

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2015/11/13-18 オリジナル教会（初代代表）　笹倉正義
正式名称：（笹倉宗）聖母マリヤ福音教会
2020/6/9(レイアウト修正)、2021/5/2システィーナ礼拝堂リンク