（第二巻）女王ディドに物語

宴席がはねたあと、請われるままにアエネアスがディドに語り続ける。トロイの城市イリオンに木馬が運び込まれたいきさつが詳細に語られる。父と子の脱出に成功するが妻のクレウサは行方不明になってしまった。その妻が亡霊となって現われ、アエネアスが王女と結婚することになると告げる。（ラティウム（今のローマあたり）の王女ラウィニア）

目次

2(1)姿を消したギリシャ軍　ギリシャ軍が去ったあとに、帰国祈願の巨大な木馬が残された。

2(2)木馬の処し方　巨大な残留物の扱い方について、残すか棄てるかの、意見が二つに割れた。

2(3)ラオコ−ンが忠告　巨大な槍を、木馬の脇腹めがけて、たくましい力をふるって投げつけた。

2(4)間者シノン（裸の虜）　裸の男が捕らえられて引かれてきた。ギリシャの男だった。

2(5)間者シノン（イタカの旦那）　ウリクセスににらまれて無実でいられるほうがおかしい

2(6)間者シノン（生贄の罠）　処女を生贄に捧げた。であれば帰国も血であがなうべきじゃ

2(7)間者シノン（お人よし）　ただし、真実を述べねばならぬ。なぜこの巨大な馬像を建てた

2(8)間者シノン（木馬の目的）　この木馬は、パラディウムの御稜威をあなどったつぐないの

2(9)神官ラオコーンの受難　静かな海上をテネドス島から、二匹の蛇が泳いできました

2(10)カサンドラの予言　馬は四度、都門の敷居の上で止まり、腹は四度、武具の音をたて

2(11)胎から軍兵が下降　ギリシャ軍がテネドス島から、勝手知り尽くした海岸へと接近して

2(12)ヘクトルの亡霊　家御守護神を君にゆだねる。君はそれらを運命の道連れとするのだ。

2(13)ギリシャ兵に化けて　燃ゆる都を助けに走る。いざ、乱戦の只中に飛び込んで、華と散

2(14)カサンドラの略奪　プリアムスの宮殿にあがった叫びに呼ばれるようにそちらへ向いました。

2(15)プリアムスの館　老齢で震える肩に、鎧をまとい、剣を腰に下げ、死を覚悟して群がる敵に

2(16)皇后ヘクバ　ピュルルスは答えました、『応さな。ならば、わが父アキレスのもとへ赴き、

2(17)ヘレネを殺そう　ウェスタ神殿の敷居のところに隠れているひとりの女を目にしました。

2(18)母ウェヌスが叱る　お年を召され、弱っておられるお父上のことをまず考えなくては。

2(19)父アンキセスの強情　身動きすることがつらい。こんな老いぼれには、さっさと別れを告げ

2(20)子イウルスに異象が　わかったぞアエネアスよ。わしはおまえについてゆくことにする

2(21)家内安全の神像　妻のクレウサが、足をすくわれたのか、道に迷ったのか、それとも

2(22)妻クレウサの亡霊　旅路のはて、王国やあなたの妻となるべき王女が、待っています。

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2015/4/18、10/3-10/4、12/13 オリジナル教会（初代代表）　笹倉正義
正式名称：（笹倉宗）聖母マリヤ福音教会
2016/10/19（タイトル修正）
2020/6/9(600->650)