（第九巻）留守(るす)中の攻防

アエネアスの留守中、トウルヌス側の軍勢が、トロイのにわか造りの城塞に迫った。トロイの船団がトウルヌスに焼き払われそうになった刹那、船たちは自ら海底に沈んだ。トロイ側は海に出ることは出来なくなり、背水の陣となった。アエネアスに火急を告げに城塞を出る者がいたが失敗した。トウルヌスが一時城塞内に入ったが、獅子奮迅の後、川に逃れ、味方の陣に戻った。

目次

9(1)トウルヌスの出撃　(1-34)どなたが呼びたもうたのか存じませぬが、わたしは従いまする

9(2)トロイ側籠城作戦　(35-68)だが、皆、門を閉じ、彼の命令を忠実に守った。

9(3)船団の変容　(69-122)御神体となって大洋に走り入れ。母神さまのご命令であるぞよ

9(4)檄を飛ばすトウルヌス　(123-158)われとともに、いざやおののく敵陣に突撃いたそうぞ。

9(5)トロイ側の事情　(159-183)ふたりは愛で心を結び合い、ともに戦に立ち向かっていった。

9(6)ニススの極秘計画 　(184-223)我々の巨大な欲望こそが、神と呼ぶべきものなのだろうか。

9(7)取らぬ狸の皮　(224-274)アエネアス王に火急を伝えるのは誰かなど、相談の最中

9(8)母には告げず　(275-313)老いも若きも、門のところまで同道して、彼らを見送った。

9(9)油断大敵　(314-366)ニススは羊小屋を漁るる一匹の飢えたライオンと化していた。

9(10)殺害された二人　(367-449)彼は、引き裂かれた身を、息絶えた友の上に重ねた。

9(11)憎悪の応酬　(450-472)エウリュアルスとニススの首を高々と掲げた。

9(12)城壁の母　(473-502)おまえ、わたしが見ているのは、エウリュアルスよ、おまえかえ。

9(13)攻防の激戦　(503-524)彼らは長期にわたる戦争で、防御戦には慣れていた。

9(14)ヌマヌスの雄たけび　(525-620)プリュギア嬢さん。ささ、イダのお山へ行きましょ。

9(15)ヌマヌス成敗　(621-682)いま一度、その放漫な言葉でわれらの武勇を嗤って見せよ。

9(16)トウルヌス推参　(683-755)入口が開くのを見たルトウリ人たちは、城内になだれ込んだ。

9(17)殲滅の機会を逸す　(756-777)トロヤ人の一族はここで最後を迎えていたことだろう。

9(18)袋のねずみ　(778-798)トウルヌスは少しずつ後退を始めた。彼は川の方へ向かい、

9(19)川に逃げる　(799-818)味方の陣へと流した。そして殺戮の血を洗い流しながら戻って

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2015/11/29-12/4 オリジナル教会（初代代表）　笹倉正義
正式名称：（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会
2020/6/10(600->650他)