ヤコブの原福音書

　ヤコブの原(げん)福音書

この福音書の最後は、祭司ザカリヤの息子をヘロデが「未来の王」と勘違いし、息子の居場所を言わないザカリヤを殺害している。変である。ザカリヤの息子は「洗礼者ヨハネ」であるし、12部族に属さない祭司の息子である彼が、「王」になることはない。

マリヤさまの結婚相手がくじで決まり、子持ちの老人であるのも変である。スペイン旅行で見た絵画の中にもヨセフが老人のものがあったが、これが根拠なのかも知れない。マリヤさまとの性的関係がなかったことを強調したいのかもしれないが、浅はかである。それで「処女受胎」があったら、それは不倫の証拠以外のなにものでもない。

この「原福音書」は、カサカサで潤いがなく、「物語」がない。福音書はイエスさまの言行録なのであるが、イエスさまの活動の記録はない。思うに、これは、アレキサンドリヤの智者たちが、原福音書として「奇」を競ったものである。雑多な原福音書は、「聖書」成立に伴い、皇帝命令で「焼却」処分されたが、「外典」は免れたものである。

「外典」は普通の信徒の読むようなものではない。キリスト教信仰とは何の関係もないと断言できる。書いた本人がそのことを理解していないのだから。

「聖書が書かれた動機と目的」

(4)アンナ妊娠のお告げに歓喜「サムエル記上」1-11

(5)さりげなくマリヤさまの誕生

(6)マリヤさま一歳、神殿奉納、盛大な祝会

(7)マリヤさま三歳、マリヤさま神殿に常駐

(8)マリヤさま十二歳、ザカリヤ、結婚相手探し

(9)婚約者となったヨセフは子持ちの老人

(10)聖所の幕の素材、マリヤさまは緋色

(11)受胎告知「ルカによる福音書」1-28

(12)マリヤさま十六歳、妊娠のエリザベツ訪問「ルカによる福音書」1章39-40 34,44 48-56

(13)帰宅のヨセフ、マリヤさまの不倫を責める

(14)ヨセフ、妊婦のマリヤさまを妻に迎える「マタイによる福音書」1章19,20

(15)不倫疑惑にからむ二人への審問

(16)二人の不倫「疑惑」の晴れ方

(17)皇帝アウグストの人口調査はベツレヘム「ルカによる福音書」2-1

(18)ヨセフの悪夢

(19)イエス誕生の異象

(20)指を入れたサロメの異変と回復

(21)星に導かれた「東方の三博士」とヘロデ

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「マリヤさまの母「アンナ」について」

ささくら修道会の宣教理念

オリジナル教会の権能：「あなたの思うがままに作成してよい」
ページ制作者　（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会代表　笹倉正義
2023/3/5、3/6、3/9、3/10、3/11、3/13

（ささくら修道会規約）当会の用いる聖書は、口語訳聖書、文語体聖書、バルバロ聖書差分の３つに限定する。これ以外の、聖書の引用は異端行為として厳禁される。日本語以外の聖書については、文語体聖書の内容に準じるものとする。異端文例（Today's English Version)世事に迎合した改編文章など異端以外の何ものでもない。（異端：=故意に対立すること）

ささくら修道会の指定聖書：「日本聖書協会　口語訳聖書」に準拠
新約聖書（１９５４年改訳）
旧約聖書（１９５５年改訳）
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