マリヤさまの母「アンナ」について
マリヤさまの母「アンナ」について
| 新約聖書には、マリヤさまの母の記述はない。マリヤさまの出自が「アロン家の娘のひとり」と記された「アロン家」であり、最後の姫さまであるとすれば、それで十分だからである。マリヤさまの母に言及するのは「信仰」目的以外の「智」の楽しみのためである。 そしてそれは、新約聖書文書の確定の必要性に それらの「福音書」の一括焼却こそは、新約聖書の文書確定の「最大の」目的だったのである。そして、その焼却処分を逃れて残ったものが「外典」である。外典はおおむね「原福音書」である。箇条書きのような体裁で読みやすいものではない。それらの目的は「智」を競うことだったからである。 マリヤさまの母の名前とされるアンナは、「ヤコブの原福音書」に由来すると思われるが、その名は旧約聖書の「サムエル記上」にあり、ストーリーも同じである。2023/3/12(日)15:40 |
| 福音書の外典 |
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| ローマ帝国の「西と東」の聖母子 |
| マリヤさまの母「アンナ」の情報 パドバのスクロベニ礼拝堂にマリヤさまの母「アンナ」の情報があるらしかったが、ツアーで2016年に訪れた時には、撮影していなかった。 |
| 「ヤコブの原福音書」 これは「外典」である。聖書成立に伴う一括焼却を免れた原福音書である。原福音書をここでは庶民に読みやすく編纂されたものではなく「智」を競い、箇条書きのような荒っぽい、短い文書である。 |
| 「ヤコブの原福音書」 PDF インターネット上の英文記事をブラウザの翻訳サービスで訳したものをPDFに出力した。和文はそのまま掲載した。イエスをザカリヤの子とし、ザカリヤがヘロデに殺されたことになっている。シメオンがその職に就位するなど、おしげもなく「ルカによる福音書」を崩している。 |
| スクロベニ礼拝堂のアンナ インターネット上に置かれたパドバのスクロベニ礼拝堂の壁画を掲載した。礼拝堂建設当時にその思想があったことがわかる。「ヤコブの原福音書」の冒頭部分にマリヤさまの母「アンナ」の名前がある。しかし、それは「サムエル記上」のアンナの模倣である。原福音書作成競争において、旧約聖書の「智」を誇ったのである。 |
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