「ローマのマリヤさま」＊＊＊＊
　　　　　「新約聖書」誕生はアレキサンドリヤ「＊＊＊」

二作目2025年のスタートアップ

(1)イタリヤのローマ 映画「テルマエ・ロマエ」のロマエはローマのラテン語読みであり、テルマエは古代ローマの公衆浴場のことだった。 マリヤさまはその古代ローマにおいでになってどうされたのか、わたしは2025年の二作目でそれを書こうとする。2023年に書いた「泣虫聖母マリヤさま、狂気を贖（あがな）うイエスさまの十字架」は、最初で最後の仕事と思っていたが、どういうものかローマでのマリヤさまに思いを致すこととなった。 なぜマリヤさまのローマなのか、なぜクレオパはマリヤさまのローマでの宣教を願い、全財産を投入したのか、なぜマリヤさまがローマ・カトリック教会で崇（あが）められる存在なのか、なぜローマで急速にキリスト教が拡大したのか、その空白を埋めたい、そう思った。

(2)資料集め 近頃、生前整理のため本をポイポイ捨てたが、残った数冊の中に西村書店の「地図を旅する＊＊＊＊ローマ物語」2800円があった。大判の立派な装丁であり、「安い」買い物だったと思わされた。314年頃、コンスタンティヌス帝の頃を背景にひとりの男の隠密行動にあわせてローマ市街地の精巧な立体図が展開されている。作者のライフワークともいえる出来栄えである。トラストベレ地区には歴史的建物が無いせいか、スケッチはない。

(3)ローマ宣教の初め マリヤさまのローマ入りは、イエスさまの十字架事件の直後であり、31年頃であるとする。それから10年、マリヤさまとローマ司教ペテロの回想から物語と謎解きが展開する。そして、物語は「智の都」と謳われた、エジプトのアレキサンドリヤに移る。新約聖書はアレキサンドリヤ司教の制作であり、「ヨハネによる福音書」による「イエスの母」と同様、ローマ教会へと人々を誘うマリヤさまを隠す目的がある。第一作で書いたのはそこまでだが、使徒行伝にはローマ・カトリック教会の初めはない。「なぜだ」、それが28歳で初めて聖書を手にした時の素直な感想だった。 それからおよそ50年、その答えは既存の文献からではなく、自らの気付きとなって得られた。福音書と使徒行伝を総合すると、漁師たちが聖霊降臨によっていきなりスーパーマンになり、ガリラヤ湖で復活のイエスさまから世界宣教を命じられる。だが、彼らの足跡は何もない。聖霊降臨はマリヤさまとクレオパを隠すアレキサンドリヤ司教の発明にすぎないからである。 (4)「天の父」はエジプトのアレキサンドリヤ司教 今回はさらに進めて、そのために「聖霊降臨」を導入して漁師たちをいきなりエリートにした、その理由ににも触れるだろう。聖書が「天の父」と呼んでいる者は、創造主などではなく、641年にアラーの神に代わられたエジプトの「智の都」、アレキサンドリヤ司教なのである。

(5)ローマ帝国時代の奴隷制度 さらなる気付きは、クレオパによるマリヤさまの宣教先は、テベレ川の向こうの地、ユダヤ人などの移民や奴隷階層の人々であった。奇（く）しくもローマ帝国は「奴隷階層」の人々の「知的あるいは肉体的」労働の上に成り立っていた。奴隷たちには神はいなかった。また、「パン（飽食）とサーカス（娯楽）」のローマ市民には、福音は「馬耳東風（ばじとうふう）」であったことだろう。

(6)現在のサラリーマン階層の不幸 現代社会にもまた「奴隷階層」はある。公務員を初めとするサラリーマンは、みんな何かに縛られている。そして何より、「あなたの罪はゆるされた」の御利益（ごりやく）に思い至らぬインテリの彼らには神はいない。彼らの不幸は、日ごろ心の深部に湧き上がる「狂気」という名の罪が、解消できる手段を持たないことである。マリヤさまにその信仰の土台を置く者には、カトリック教徒に限らず、それがある。

ローマ軍将校クレオパ マリヤさまをローマ宣教に招聘（しょうへい）の立役者

「イタリヤ旅行３−１０（ローマ）」 2016年「ラベンナ、アッシジ、ボローニャ」10日、日本旅行 この旅行が、「物語イタリヤの歴史」のラベンナとアッシジのゆえか、ビデオを元に記録していた。旅行は「見聞を広めよ」のことだったと思わされた。それが今年、2024年、77歳、「ローマのマリヤさま」の著作につながる。

藤沢道郎（著）「物語イタリヤの歴史」 2014年、67歳の時に買った。最初のイタリヤ旅行は2013年、その時Amazonでガイドブックなどを買ったと思うが、その履歴からこの本が紹介されたのだと思う。「70歳になったら一度海外旅行でも」と言っていたのをなぜか前倒しで旅行する気になり、「バチカンのあるイタリヤに行きたいのだが」と言ったら悦子は賛成してくれた。一度きりのはずが、カタコンベのローマ、ガラ・プラキディアのラベンナへと続いたのだった。そして今、「ローマのマリヤさま」を書こうとする。

映画「スパルタカス」 マリヤさまの100年ほど前、奴隷たちの反乱が起った。ローマ帝国には奴隷階層があった。労働をするのは彼らであった。人身売買が合法化されていた。彼らは「暗き谷」に住んでいた。彼らに共通の神はなかった。鎮圧された首謀者たちは十字架にかけられ、アッピア街道には延々と十字架が並んだ。

映画「ローマでアモーレ」

6人とその関係者が、それぞれローマの名所を巡るショート・ストーリー。ポポロ広場を臨むピンチョの丘がちらっと見えた。 「泣虫聖母マリヤさま」の続編 「ローマのマリヤさま」について ポポロ門からローマに入られたマリヤさまは、現在はピンチョの丘と呼ばれている高台から、トラストベレ方面を見渡され、クレオパから説明を受けられた。「トラストベレとは川向こうの地との意味がありまして、ユダヤ人や奴隷たちが多く住む地区でございます。彼らにイエスさまのお話をしていただきたく存じます」

地図で旅する 永遠の都ローマ物語

この物語の主人公は船を降りアッピア街道からローマに入るが、マリヤさまたちは北からローマに入り、ピンチョの丘（現在は展望台がある）からトラストベレ方面を遠望されたとする。その庶民と奴隷たちの地区にローマ・カトリック教会の総本山たる聖ペテロ寺院は今もある。このローマは地名ではなくローマ帝国であり、「世界」を意味する。カトリック教会は国家宗教あるいは民族宗教の類（たぐい）ではない。

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オリジナル教会の権能：「あなたの思うがままに作成してよい」 ページ制作者　（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会代表　笹倉正義 ささくら修道会（マリヤさまの宣教主体） 2024/10/29、11/2、11/5、11/20、11/26、11/28、11/29

脱稿2023年「泣虫聖母マリヤさま」

ささくら修道会の宣教理念

バチカンの聖母子

2016年のイタリヤ旅行「バチカン」

（ささくら修道会規約）当会の用いる聖書は、口語訳聖書または文語体聖書に限られる。例外として、バルバロ聖書差分を、正式文書に加える。これ以外の、聖書の引用は厳禁される。日本語以外の聖書については、文語体聖書の内容に準じるものとする。異端文例（Today's English Version)世事に迎合した改編文章など異端以外の何ものでもない。（異端：=故意に対立すること）

わたしたちの「聖書」　　聖書の「らい病」

ささくら修道会の指定聖書：「日本聖書協会　口語訳聖書」に準拠 新約聖書（１９５４年改訳） 旧約聖書（１９５５年改訳） バルバロ聖書（旧約差分）

キリスト教にとってユダヤ教のこの聖典が大事なのは 「罪に関わることのできる家柄」たるアロン家の規定である。 地上のアロン家は大祭司イエスを最後として消えた。 2022/12/5

「ルカによる福音書」はローマ教会すなわち カトリック教会の初めであり今であることに意味を持つ。 「ヨハネによる福音書」は3世紀ごろに東方の統治下 アレキサンドリヤ教会によって書かれた哲学書である。 頭で考えた信仰のご利益の無い文書である。 2022/12/5

「オリジナル・チャーチ」

「十字架の奥義：狂気」

「答としての聖母子」

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