コリント人(びと)への第二の手紙

コリントにあるユダヤ人居住区のみなさんへ

用件は、献金の集金の駄目押しであり、マケドニヤのユダヤ人と競争になることをにおわせている。先の手紙に「ふらち者」を教会から取り除けと書いたのを気にしていた。しかしテトスが戻ってきてそれがすべて杞憂であったことがわかって、反省しているのであれば、許してもいいというようなこと。遠まわしであるがエルサレム教会の教師たちを批判していることなどである。 献金については、パウロの神学を書いておくことで、その授業料という側面がある。パウロにしてみれば、自分も授業料を払って勉強したという思いがある。知識を得るにはその対価が必要なのである。 エルサレム教会はユダヤ教という民族宗教の枠を超えないとする立場である。この手紙にはパウロのあいさつ文がない。再利用されたものかも知れない。第一の手紙では、テモテがコリントに派遣されているが、この手紙では彼はパウロと共にエペソにいる。

目次

1章「言いわけ」　 わたしがコリントに行かないでいるのは、あなたがたに対して寛大でありたいためである。

2章「あのことは寛大に」　 2-6その人にとっては、多数の者から受けたあの処罰でもう十分なのだから、2-7あなたがたはむしろ彼をゆるし、また慰めてやるべきである。

3章「栄光から栄光へと」　 3-6神はわたしたちに力を与えて、新しい契約に仕える者とされたのである。それは、文字に仕える者ではなく、霊に仕える者である。文字は人を殺し、霊は人を生かす。

4章「この務めに」 珠玉の言葉(1)たといわたしたちの外なる人は滅びても、内なる人は日ごとに新しくされていく。

5章「ユダヤ的キリスト哲学」　 珠玉の言葉(2)だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。

6章「偽りのない愛」 珠玉の言葉(3)6-10悲しんでいるようであるが、常に喜んでおり、貧しいようであるが、多くの人を富ませ、何も持たないようであるが、すべての物を持っている。

7章「テトスの働き」 珠玉の言葉(4)7-10神のみこころに添うた悲しみは、悔いのない救いを得させる悔改めに導き、この世の悲しみは死をきたらせる。

8章「8．献金活動の実務者テトス」　 珠玉の言葉(5)主は富んでおられたのに、あなたがたのために貧しくなられた。それは、あなたがたが、彼の貧しさによって富む者になるためである。

9章「献金をマケドニヤと競わせる」　 9-4そうでないと、万一マケドニヤ人(びと)がわたしと一緒に行って、準備ができていないのを見たら、あながたはもちろん、わたしたちも、かように信じきっていただけに、恥をかくことになろう。

10章「手紙でおどしてはいない」　 10-1さて、「あなたがたの間にいて面と向かってはおとなしいが、離れていると、気が強くなる」このパウロが、 手紙であなたがたをおどしているのだと、思われたくはない。 訓話(1)自分を推薦する人ではなく、主に推薦される人こそ、確かな人である。

11章「パウロの苦悶と葛藤」　 もしある人がきて、わたしたちが宣べ伝え、あるいは、受けいれたことのない違った霊を受け、 わたしは他の諸教会をかすめたと言われながら得た金で、あなたがたに奉仕し 彼らはキリストの僕なのか。わたしは彼ら以上にそうである。（にせ使徒）

12章「三度目の訪問への思い」 12-14さて、わたしは今、三度目にあなたがたの所に行く用意をしている。しかし、負担はかけないつもりである。 わたしたちは、みな同じ心で歩いたではないか。同じ足並みで歩いたではないか。

13章「次の訪問では安心を得たい」　 はたして信仰があるかどうか、自分を反省し、吟味するがよい。

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「ガラテヤ人への手紙」

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2020/9/10-15(一回目)

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(修正履歴)

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聖句引用：日本聖書協会　口語訳聖書
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