(20-2-3)「新約時代の地図」より考察のこと

その緊急避難の次第はこうであった。マリヤさまはエマオにおられ、ヨセフはベツレヘムにいてエルサレムで仕事をしていた。ヘロデの大祭司一族探索から免れるため、急遽二人の婚約が整い、二人は遠くナザレに疎開した。 しかし、「アロン家の子が産めない。アロン家が途絶える」との思いは12歳のマリヤさまには想像以上の負担となった。神と先祖とに謝罪する、心身が内臓が子宮が揺り動かされる、壮絶な祈りの日々が続いた。彼女を見守るヨセフも断腸の思いで主なる神に祈った。そうしたある夜、「おめでとう、恵まれた女よ」という声が少女に臨んだのである。2021/7/5 トップページから転載した。2021/7/6

イエスさまの行動範囲が非常に狭いのは、そこが土着のユダヤ人の地であり、彼らの律法が社会に浸透していた地域だったからである。してみれば、イエスの言動には律法の後ろ盾がなくてはならないが、イエスさまはむしろ「律法破りの者」いう烙印を押されたのだった。 パウロの宣教地域はイエスさまに比べればはるかに広い。アジア、いまのトルコやギリシャである。パウロはそれらの地域が始めてというわけではなく、かつては改宗のユダヤ人を得るべく旅をした地域であり、土地勘があったのである。彼の宣教相手は、諸都市のユダヤ人居住区の人々である。彼のキリスト教観は律法からの解放であり、律法の象徴でもある「割礼」を無用とした。そのためユダヤ人から迫害されたが、それはイエスさまと同じであることを意味しない。 イエスは律法に拘束されている人々を律法本来の「人を守る」ものにしただけなのである。何が何でも「律法ありき」ではなかったのである。イエスさまは生きた律法だったのである。それが律法の守護者たちから目をつけられることになったのである。

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映画「ベン・ハー」異聞

オリジナル教会の権能：「あなたの思うがままに制作してよい」

ページ制作者　（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会代表　笹倉正義

略称：オリジナル教会

2021/6/20、7/4、8/9 2023/2/15

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