この章でも、イスラム教徒のための本来の経典と思われるものは、ほんの僅かであった。大部分は、聖母子を貶める記述に費やされていた。その目的は、キリスト教の本尊であるイエス・キリスト、聖母マリヤ、三位一体の神を貶めることであった。理由は、キリスト教徒の領土侵略である。この部分は、イスラム教徒が勢力を増し、領土拡大に転じた頃に書かれたものであろう。この書が神学的にどんなに幼稚な内容であろうと、それをどうのこうのと批判するつもりはない。しかしわたしは、聖母マリヤを攻撃している者を見過ごすわけには行かない。天に向かって吐いた汚い唾を、その者の己が顔に付着させてやろう。後出しで、先の聖なるものを汚した罰として。
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| （１）食物の規定 5-1-7汝らが食べてはならぬものは、死獣の肉、血、豚肉、 嫁取りについても同様 |
| （２）礼拝作法 「神はすなわちマルヤムの子メシヤである」などと言う者どもはまぎれもない邪宗の徒 |
| （３）アラブの旧約 5-23-36理由もないのに他人を殺害する者は、全人類を一度に殺したのと同等に |
| （４）刑罰 5-37-55泥棒した者は、男でも女でも容赦なく両手を切り落してしまえ。 マルヤムの子イーサー |
| （５）友とは 5-56-75使徒と信仰あつき人々だけを友とする人々、こういうアッラーの一党こそ真の勝者 |
| （６）イエス・キリスト 5-76-88神はすなわちマルヤムの子救主メシヤである、などと言う者は無信の徒 |
| （７）海産物ＯＫ 5-89-102アッラーが許し給うたおいしいものを勝手に禁忌にしたりしてはいけない。 |
| （８）臨終の遺言 5-103-108旅先で不幸にも死にみまわれた場合は、他部族の男二人でもよい。 |
| （９）講釈師 5-109-120これマルヤムの子イーサー、汝と汝の母に与えた我が恩恵を憶い起すがよい。 |
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５．食卓