５（２）礼拝作法 ５（２）礼拝作法
| （１）5-8これ、汝ら、信徒の者、礼拝のために立ち上る場合は、まず顔を洗い、次に両手を （２）5-9けがれの状態にあるときは、それを特に浄めなくてはならぬ。 （３）だが病気の時、または旅路にある時、あるいはまた汝らのうち誰でも隠れ場から出て来たとか妻に触れて来たとかした場合、もし水が見付からなかったら、きれいな砂を取って、それで顔と手を擦ればよろしい。アッラーは汝らをことさらいじめようとし給うわけではない。ただ汝らを浄め、そして汝らに充分の恵みを授けて、なろうことなら汝らが（神に）感謝の気持を抱くようにしてやりたいと思っておられるだけのこと。 5-10汝らにたいするアッラーのお恵みを憶い起すがよい。それからまた汝らが、「うけたまわりました。お言葉に順います」と申し上げた、あの時の（アッラーとの）契約のことを。アッラーを懼れかしこむことが第一。（汝らの）胸の思いはアッラーが全部御存知。 （４）5-11これ、汝ら、信徒の者、正々堂々とアッラーの前に立ち、正義の証人たれ。 （５）（自分の敵とする）人々を憎むあまり正義の道を踏みはずしてはならぬ。 （６）常に公正であれ。それこそ真の敬神に近い。アッラーを懼れまつれ。アッラーは汝らの所業一切に通暁し給う。 5-12アッラーは信仰深い人々、義しいことを行う人々に約束し給うた、（罪の）お赦しとそれから大層な御褒美を。5-13だが信仰に背を向け、我らの神兆を嘘よばわりする者ども、ああいう者どもは地獄の住人になろう。 5-14これ、汝ら、信徒の者、汝らにたいするアッラーのお恵みを憶い出すがよい、（汝ら、信徒の者、汝らに敵意を抱く）者どもが、まさに汝らに向って手を伸ばそうとした瞬間、その手をぱっと抑えて守って下さったあの時のことを。アッラーを懼れまつれ。すべて信者たるものはアッラーにこそ全幅の信頼を寄せ奉るが当然。 5-15かつてアッラーはイスラエルの子らと契約を結ばれたことがある。その時我ら彼らの間から十二人の首長を興し、アッラーが仰せられるには、「わしは汝らとともにあるぞよ。汝らもし礼拝を怠らず、定めの喜捨をこころよく出し、わしの遣わす使徒たちを信じてこれを助け、アッラーに立派な貸しつけをするならば、わしの方でも必ず汝らの悪業を赦し、必ず 5-16さればこそ彼らが契約に違反した時、我らはこれに呪詛をあびせ、その心を頑なにした。それで彼らは（聖典の）言葉を曲げて解釈したりしているうちに、ついには教えて戴いたものの一部をすっかり忘れてしまった。お前にしても、今後いつまでも彼らの裏切りに遇うことであろう。勿論ごく少数の例外はあるが。だが、赦してやれ、勘弁しておいてやれ。よいことをすれば必ずアッラーに愛していただけよう。 5-17また「我々はナザレびとじゃ」と自称する者どもとも我らは契約を結んだが、彼らは（神から）教えて戴いたものの一部をすっかり忘れてしまったので、我らは彼らの間に敵意と憎悪とをかき立てた。復活のその日までも続く憎しみを。（その日になったら）アッラー御自ら、彼らがどんな（悪事）をはたらいて来たかを一々彼らに説明してきかせ給うであろう。5-18汝ら、聖典の民よ、我らの遣わした使徒がこうして汝らのところに来て、汝らが従来『聖書』について秘密にしてきたことを明るみに出し、また（明るみに出す必要のない）多くの部分はそのままにしている。これぞアッラーの下された光明、 ？？？（１） 5-19「神はすなわちマルヤムの子メシヤである」などと言う者どもはまぎれもない邪宗の徒。言うがいい、「もし（アッラーが）、マルヤムの子メシヤ、その母、否、地上のあらゆる人間を滅ぼしてしまおうとなさったなら、アッラーをいささかなりとも取り抑えることが誰にできよう」と。5-20天も地も、その間にある一切のものも、すべては挙げてアッラーの統べ給うところ。何ものでも御心のままに創造し給う御神なるぞ。アッラーはあらゆることをなす権能を有し給う。 ？？？（２） ---ユダヤの神エホバは、聖母マリヤとその子イエスとの従順により、イエス・キリストの名によって「父なる神」となられた。神が父の愛を示してくださったのである。「愛」という言葉がその辞書に無いアラビヤの人には理解できない神の概念である。 5-21ユダヤ人やキリスト教徒は、「我らはアッラーの子、その ？？？（３） 5-22啓典の民よ、こうして我らの使徒が、使徒の（遣わされる）一定の合間を置いて、汝らのところにも遣わされて来て、いろいろなことを説き明かしてくれておる。これは汝らに、「我々のところへは福音を告げる人も、警告する人も誰も来ませんでした」などと言わせないため。なにしろ、こうして現に、福音を告げ警告を与える人間が来ておるからには。アッラーはいかなることをもなし得給う。 |
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