サムエル記下

サウル王とその一族が滅び、ダビデがエブスびとのエルサレムを攻略して本拠地とし、王となった。王の立場を悪用してダビデは人妻を犯したが、女は子をはらんでしまった。ダビデは、悪事の発覚をれて、その夫ウリヤを戦場で謀殺した。このバテシバの産んだ子の中にソロモンがいる。聖母マリヤの夫ヨセフの家系は、マタイ福音書ではソロモンにつながるが、ルカ福音書ではナタンになっている。

サウル王朝は滅んだが支持母体は北のイスラエルとして、またダビデ王朝は南のユダとして歴史に尾を引いていくことになる。その先駆けがアブサロムの謀反である。アブサロムはダビデ王朝の王子であるが、父に疎んじられていると思って将来を悲観した。そこで彼はイスラエルの王となってダビデに迫ったが敗北してしまう。

目次

1章「ダビデの弔意」　 あなたはサウルとその子ヨナタンが死んだのを、どうして知ったのか

2章「二王家の争い」　 アブネルとイスラエルの人々はダビデの家来たちの前に敗れた。

3章「ヘブロン生まれ」　 アムノン、キレアブ、アブサロム、アドニヤ、シパテヤ、イテレアムの六人の男子

4章「謀反人の最後」　 人々はイシボセテの首を持って行って、ヘブロンにあるアブネルの墓に葬った。

5章「ダビデの町誕生」 ところがダビデはシオンの要害を取った。これがダビデの町である。

6章「神の箱」　 こうしてサウルの娘ミカルは死ぬ日まで子供がなかった。（ミカルはダビデの正妻）

7章「香柏の家」　 彼はわたしの名のために家を建てる。わたしは長くその国の位を堅くしよう。

8章「連戦連勝」　 こうしてダビデはイスラエルの全地を治め、そのすべての民に正義と公平を行った。

9章「あしなえ」　 わたしはかならずあなたの父ヨナタンのためにあなたに恵みを施しましょう。

10章「戦雲再び」　 そこで王は言った、「ひげがのびるまでエリコにとどまって、その後、帰りなさい。

11章「沐浴の人妻」　 妊娠したので、人をつかわしてダビデに告げて言った、「わたしは子をはらみました」

12章「王の避け所」　 ナタンはダビデに言った、「主もまたあなたの罪を除かれました」。

13章「タマルの災難」　 わたしがあなたがたに、「アムノンを撃て」と言う時、彼を殺しなさい。

14章「王子アブサロム」　 彼を自分の家に引きこもらせるがよい。わたしの顔を見てはならない。

15章「アブサロム謀反」　 エルサレムにいるすべての家来に言った、「立て、われわれは逃げよう」。

16章「側室を犯す」　 アブサロムの手に渡された。見よ、あなたは血を流す人だから、災に会うのだ。

17章「二人の軍師」　 「アルキびとホシャイの計りごとは、アヒトペルの計りごとよりもよい」と言った。

18章「アブサロムの殺害」　 かしの木にかかって、なお生きているアブサロムの心臓にこれを突き通した。

19章「戦後処理」　 アブサロムが生きていて、われわれは皆きょう死んでいたら、あなたの目にかなった

20章「無名の賢女」　 ヨアブはそれをもってアマサの腹部を刺して、そのはらわたを地に流し出し、

21章「ああ、リジパ」　 彼らは刈入れの初めの日、すなわち大麦刈りの初めに殺された。

22章「ダビデの歌」　 主はわが岩、わが城、わたしを救う者、わが神、わが岩、わたしは彼に

23章「勇士の名前」　 ダビデの勇士たちの名は次のとおりである。（最後の名前がヘテびとウリヤ）

24章「ダビデ民を数える」　 「上って行ってエブスびとアラウナの打ち場で主に祭壇を建てなさい」。

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「列王紀上」

オリジナル教会の権能：「あなたの思うがままに作成してよい」 ページ制作者　（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会代表　笹倉正義 2021/1/26-2/25

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2011/7/10　笹倉キリスト教会　笹倉正義
2011/9/29-2011/10/20、2011/12/31、2012/1/8
聖句引用：日本聖書協会　口語訳聖書
旧約聖書（１９５５年改訳）