イタリヤ語聖書を購入せよ イタリヤ語聖書を購入せよ
| １．まず書店探し 2013年の9月に、一週間の、イタリヤ旅行をした。ベニス、フィレンツェ、ローマの三都を、それぞれ二泊するものだった。個人的な旅行の目的は、聖母マリヤの名を冠した教会を見ることであったが、イタリヤ語の聖書を買いたいとも思っていた。 (1) ベニスの書店 ベニスでは、書店を捜すどころではなく、あっという間にフリータイムの半日が過ぎてしまった。書店らしきものは、見学コースの移動中にはなかった。 (2) フィレンツェの書店 自分で書店を探すのは無理と分かったので、次のフィレンツェでは、添乗員の片山さんに本屋のことを聞いてみた。マップにしるしを付けてもらったので、シエナ観光後のフリータイムを利用してその書店を捜した。そして、その書店に入り、一番奥の、しかも片隅に置かれていた聖書コーナーを探し当てた。 (3) ローマの書店 ローマでも、書店の場所を教えてもらい、その情報をもとに探し当てた。フィレンツェの書店よりは規模が小さかった。ラテン語の聖書があることを期待したが、その期待ははずれた。１３時のスペイン広場「ＴＥＡ」集合に急いでいたので、写真は取らなかった。 添乗員さんに聞かなかったら、この旅行中に、本屋を探し当てるのは無理だった、と思う。 |
| ２．新約聖書は「ルカによる福音書」に帰す |
| (1)文番号は各国共通 聖書は、共通の文番号で日本語聖書と対比できる。そのため、イタリヤ語でも少しの素養があれば、読める気になってしまう。（ラジオ講座でイタリヤ語を一年勉強したが、その場で必要な言葉は何も出てこなかった。座学と実践はまるで違う。実践には度胸が必要だ） (2)「受胎告知の受諾」がキリスト教の原点 その際わたしは、聖母マリヤが天使の受胎告知を承認する場面をまず読みたいと思う。その受諾こそが、彼女の遠い祖先のアブラハムが受けた試練と重なる。普通に考えれば、マリヤにとって天使の言葉の受託は「万事休す」の明日が待っている。婚約者ヨセフに覚えの無い胎のふくらみは、姦淫の明らかな証拠であるからだ。古代ユダヤ社会では、姦淫の証拠のある女は、村人に石で撃ち殺される。「あわれんではならない」というモーセの言葉があるからである。しかし、天使の告げたエリザベツの近況を聞くや、マリヤは神の言葉に躊躇無く従うのであった。彼女がいかにこの窮地を逃れたかは福音書にはない。 マリヤは初潮があるかないかの少女であり、エリザベツはすでに閉経している老女である。この二人がほぼ同時期に男子を産んだ。先に生まれた老女の子は長じて洗礼者ヨハネとなり、少女の子はイエス・キリストとなって、ユダヤ教という民族宗教の枠を超え、人類共通のキリスト教誕生の原点となった。ゆえに、マリヤの名には「聖母」が冠せられる。サンタ・マリヤは聖マリヤであるが、彼女は聖人ではなく、聖母マリヤでなければならない。イエスの母であり、イエスの父となられた方の妻でなければならない。 (3)狂気（罪）をあがない得るものは「絶対従順」 人間の得たあらゆる理論や叡智は条理の中でこそ機能するが、「死」という非条理の前には無力である。その解決の初めが聖書のこの箇所にある。罪による死からの開放、死という非条理の解決手段、それがキリスト教という宗教である。その最初に聖母がおられる。 |
| ３．イタリヤ語聖書の文面例 |
| 「ルカによる福音書」1章 1-38そこでマリヤが言った、「わたしは主のはしためです。お言葉どおりこの身に成りますように」。そして御使は彼女から離れて行った。 |
| (1) 「LA BIBBIA DI GERUSALEMME」の場合 |
| 1-38Allora Maria disse:<<Ecco la sarva del Signore:avvenga per me secondo la tua parola>>.E l'angelo si allontano da lei. |
 |
 |
| (2) 「LA BIBBIA VIA VERITA E VITA |
| 1-38Allora Maria disse:<<Ecco la serva del Signore:avvenga per me secondo la tua parola>>.E i'agelo si allontano da lei. |
 |
 |
| (3) LA BIBBIA TOB |
| 1-38Allora Maria disse:<<Ecco la serva del Signore:avvenga per me secondola tua parola>>.E l'angelo si allontano da lei. |
 |
 |
| ４．ホテルの聖書 |
| ローマの宿は、サボイ（SAVOY)ホテルであった。客室に、このような新約聖書が置いてあった。記念に幾枚かを写真撮影した。撮影した部分はドイツ語らしい。四つの言語で書いてあったのかは、今では分からない。もう一度行かなければ・・・ |
 |
| LUKAS(1-38)Maria aber sprach:Siene,ich bindes Herrn Magd;mir geschehe, wie du gesagt hast. Und der Engel schied von ihr. |
 |
 |
 |
 |
| ５．外国語聖書の位置づけ 旅行をするのに先立ち、NHKラジオ２のイタリヤ語講座を二人で聴いた。たいして覚えなかったし、パッケージ・ツアーのありがたいところで、現地ではまったく使わずに済んだ。外国語聖書との対比は、受胎告知の場面にしている。イタリヤ語聖書の場合、ラジオで少しかじったおかげで、まったくチンプンカンプンということでもなかった。 ６．聖書の種類と発売元 宣教という目的のために聖書を用いるなら、複数の聖書は混乱を招く。いったん決めたら、ひとつの宗派ではひとつの聖書のみを用いるべきである。それは信徒間、あるいは家族間の分断をさけるためである。 聖書は聖書自体が目的ではないのに、あたかも聖書を絶対視したり、逆に、軽く、新訳やバージョン・アップを尊い行為と思っているリーダーもいる。彼らは、知を論じたり比較したりすること、それ自体を尊ぶ「哲学者」たちであり、結論は決して出さないという暗黙のルールを厳守し、聞く者たちをかえって混迷に導く。彼らは宣教という骨の折れる労働はしない。彼らにとって、信徒が減ろうが増えようが、そのような数は無意味であり、その責任も負わない。 哲学における「知」とは、個々の独自性の尊重であり、分離・離脱である。あるいは、労働者の上に立って、論評するを是とする者たちである。宗教における「知」とは、全体の調和であり、合体である。そこには天地創造を起源とする「美」が生まれる。 |
| 戻る |
 |
| オリジナル教会の権能：「あなたの思うがままに作成してよい」 拝受者： （ささくら宗）聖母マリヤ福音教会代表 笹倉正義 通称：オリジナル教会 22020/1/22 |
| （ささくら修道会規約）当会の用いる聖書は、口語訳聖書または文語体聖書に限られる。例外として、バルバロ聖書差分を、正式文書に加える。これ以外の、聖書の引用は厳禁される。日本語以外の聖書については、文語体聖書の内容に準じるものとする。異端文例（Today's English Version) |
| 聖句引用：日本聖書協会 口語訳聖書 新約聖書（１９５４年改訳） 旧約聖書（１９５５年改訳） バルバロ聖書（旧約差分） |
いろいろ聖書 ささくら宗の聖書  |
 |
| 作成履歴 |
|