１７．エマオの二人は何者だろう？

エマオ村は「エリザベツの住んでいたユダの山里の町」の名前です。重要な町の名前を最終章で明かしたのです。町が村になったのは30年の間に寂(さび)れたからです。そしてもうひとつ最後に明かしたのはテオピロの実名です。それがクレオパなのです。もうひとりの弟子の名はるかです。「ルカによる福音書」に記された、カペナウムの百卒長(ひゃくそつちょう)と危篤(きとく)の僕(しもべ)の二人です。

以下の記事は削除せずに残します。

イエスが処刑された三日目の午後、エルサレムからエマオ村に向かう二人の話が書いてあるのは、「ルカによる福音書」です。このエマオの逸話は、この福音書独特の「神の」愛に満ちた、たとえば、老女エリザベツの受胎、マリヤの受胎告知、百卒長と僕、金持ちザアカイの救いなどの逸話のひとつです。 なぜ、この質問があるのかというと、この二人が何をしにエルサレムを出たのかということです。エマオ村にどのような用事があったのでしょう。「彼らはユダヤ人を恐れてエルサレムを逃げた」という回答があったら、おそらくそれは一番大きな間違いです。 （ルカによる福音書）24-13この日、ふたりの弟子が、エルサレムから七マイルばかり離れたエマオという村へ行きながら、24-14このいっさいの出来事について互いに語り合っていた。 ７マイルという距離はおよそ１０Kmであり、エルサレムの近郊です。 24-17イエスは彼らに言われた、「歩きながら互いに語り合っているその話は、なんのことなのか」。彼らは悲しそうな顔をして立ちどまった。24-18そのひとりのクレオパという者が、答えて言った、「あなたはエルサレムに泊まっていながら、あなただけが、この都でこのごろ起ったことをご存じないのですか」。 二人の人物がいるのに、クレオパという名前しか紹介されません。これは、もう一人が女性であることを示唆しています。この二人は夫婦の信者です。 24-21わたしたちは、イスラエルを救うのはこの人であろうと、望みをかけていました。しかもその上に、この事が起ってから、今日が三日目なのです。 ユダヤ人の指導者たちがイエスを謀殺したのは、三日前です。ユダヤ人たちはイエスの弟子たちをも一人残らず捕まえて危害を加えようとしたでしょうか。イエスの処刑は粛々と行われ、騒ぎは起きていません。ユダヤ人にしてみれば、イエスの弟子たちは烏合の衆にすぎず、取るに足りないもので、相手にする値打ちはありませんでした。だから、彼らがエルサレムから逃げる必要は全くありません。 24-29そこで、しいて引き止めて言った、「わたしたちと一緒にお泊り下さい。もう夕暮れになっており、日もはや傾いています」。イエスは、彼らと共に泊るために、家にはいられた。24-30一緒に食卓につかれたとき、パンを取り、祝福してさき、彼らに渡しておられるうちに、24-31彼らの目が開けて、それがイエスであることがわかった。すると、み姿が見えなくなった。 この家は二人の自宅です。また、その人がイエスであることが分かったというのは、この二人が生前のイエスの癖を知っていたということになります。つまり、平野でのパンの奇跡、最後の晩餐でのパン、それらの時に、イエスがパンを祝福して裂く癖をこの二人は見ていたのです。 この短い逸話は、アリマタヤのヨセフなど、十二使徒以外以外にも有力なイエスの信者がいたことを紹介しているのです。しかもこの場合は夫婦です。彼らはイエスと共にエルサレムに入城し、最後の晩餐の席にもいたのです。それで、イエスのパンを裂くくせを知っているのです。パンを裂くというのは、イエスの存在を記念するほどのもので、イエスが「パンを祝福して裂く」というしぐさを知っている者のみが識別できたのです。およそパンを裂くのに祝福したりする習慣はなかったのではないでしょうか。 最後の晩餐がイエスと十二弟子だけの話になっているのは、見たままを書いて小説にしないためです。見たままというのは、人々を信仰からそらせてしまうように作用しますから。

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オリジナル教会（初代代表）　笹倉正義 正式名称：「笹倉宗」聖母マリヤ福音教会 2013/6/2、2013/6/6（忙殺->謀殺）、2016/1/1 2022/9/28

その間「マリヤさま」を書いて出版を目指す。このサイト構築の13年間の集大成になるだろう。タイムリミットは1年に設定した。この母子の背後にはマリヤさまのお姿。

オリジナル教会の権能：「あなたの思うがままに作成してよい」 ページ制作者　（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会・「取説」担当　笹倉正義 2022/9/28

「答としての聖母子」

「恵まれた」とは「幸運な」ではなく、「資質の豊かな」である。

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