(a-5)父よ、この杯をわたしから

キリスト教世界の最大の誤解は、イエスの受けた「杯」を十字架と誤認していることである。それは「処女受胎」が成したイエスがアロン家の者であることを知らないことからきている。アロン家の最終目標は、マリヤさまにとって、「罪の解決」としての「人の罪を獣に」ではなく「人の罪を人に」とすることであった。獣には人の罪は負えないからである。 それを理解できない彼らは、杯を十字架に封じてしまったのである。「イエスも人間として生まれたのだから十字架を思って苦しんだ」、それで済ましてしまったのである。 イ今イエスに臨んでいる「苦杯」こそは、それである。人の霊的汚物が霊的器に注がれ、それを飲ませられる、そのおぞましさはいかばかりであろう。だが、それは並みの人間にできることではない。「わたしの心にかなう者」とされたイエスにのみ、その霊的杯が見え、汚物が自分の体内に注がれることを自覚でき、それゆえの苦しみだったのである。 この苦杯の後(のち)の展開は誰にも予測できなかった。ユダヤ人に逮捕されたイエスが、どのように扱われるのかは誰にもわからなかった。イエスが律法違反で逮捕されたのなら、ふつうは石打の刑であろう。だがそれでは人気の高いイエスを殺した代償は、エルサレムの騒乱に発展しかねない、そのリスクは避けなくては。

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その間「マリヤさま」を書いて出版を目指す。このサイト構築の13年間の集大成になるだろう。タイムリミットは1年に設定した。この母子の背後にはマリヤさまのお姿。

オリジナル教会の権能：「あなたの思うがままに作成してよい」 ページ制作者　（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会・「取説」担当　笹倉正義 2022/8/3

「答としての聖母子」

「恵まれた」とは「幸運な」ではなく、「資質の豊かな」である。

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