(こころ)シスター山本久美子「マリヤさまの賛歌」

シスターくみこのお話に「ルカによる福音書」の一説の感想がある。「処女受胎」とマリヤさまの心の負担についてであった。ちょっと悲壮なマリヤさまが連想される。

録音「マリヤさまの賛歌」の重さ　mp3、2.7Mb

ラジオ関西 2022/8/15放送

笹倉正雄(まさお)の子「まさよし」の場合

わたしは、そのヵ所に違和感を覚えたのは、ヨセフにとって明らかに不倫の果実となるはずの「妊娠」に対し、マリヤさまがとても明るく賛美しておられることであった。 しかし、処女受胎こそは、ユダ族の青年と婚約したため、「わたしはアロン家の子が産めなくなった」と二年間の嘆きの日々の果てに起こった奇跡なのだった。「わたしにアロン家の男子が授かる」、その確かな予感は、マリヤさまにとって望外の悦びだったのである。

「ルカによる福音書」1章 1-39そのころ、マリヤは立って、大急ぎで山里へむかいユダの町に行き、1-40ザカリヤの家にはいってエリザベツにあいさつした。1-41エリザベツがマリヤのあいさつを聞いたとき、その子が胎内でおどった。エリザベツは聖霊に満たされ、1-42声高く叫んで言った、「あなたは女の中で祝福されたかた、あなたの胎の実も祝福されています。 1-43主の母上がわたしのところにきてくださるとは、なんという光栄でしょう。1-44ごらんなさい。あなたのあいさつの声がわたしの耳にはいったとき、子供が胎内で喜びおどりました。1-45主のお語りになったことが必ず成就すると信じた女は、なんとさいわいなことでしょう」。 祭司の妻の老女が、十二歳の少女に対して、目上の礼節をもって言葉遣いをしている。祭司より目上の者、それはアロン家の者なのである。マリヤさまの胎内の子が男子として生まれれば、他に誰も該当者がいなければ、彼は生まれながらに大祭司であり、「罪」に関わる資格がある。 1-46するとマリヤは言った、 「わたしの魂は主をあがめ、 1-47わたしの霊は救主なる神をたたえます。1-48この卑しい女をさえ、心にかけてくださいました。今からのち代々の人々は、わたしをさいわいな女と言うでしょう。1-49力あるかたが、わたしに大きな事をしてくださったからです。 「卑しい女」とは身分が低いという意味ではなく、神の前にへりくだった言葉である。それに続くマリヤさまの言葉は、極限までの神への感謝と、二年間の嘆きの日々が一転した悦びからほとばしる賛歌である。彼女らの側にはヨセフもいて感無量だったのである。彼らは、ベツレヘムのヨセフの実家に向かう途中、このエマオに寄ったのである。 エマオとベツレヘムはエルサレムをはさんでほぼ同じくらいの距離にある。実家には「結婚披露宴」のために従者たちと共に向かっているのである。マリヤさまの子は、ユダ族の子としてお生まれになるのである。アロン家にしてユダ族の者、その「ねじれ」もまた、罪の解決における、「獣から人」へのただ一度の転換に重要な要素なのである。

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(こころ)森田直樹神父「エルサレム所感」

玉造教会西門

その間「マリヤさま」を書いて出版を目指す。このサイト構築の13年間の集大成になるだろう。タイムリミットは1年に設定した。この母子の背後にはマリヤさまのお姿。

オリジナル教会の権能：「あなたの思うがままに作成してよい」 ページ制作者　（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会・「取説」担当　笹倉正義 2022/9/5、9/8

「答としての聖母子」

「恵まれた」とは「幸運な」ではなく、「資質の豊かな」である。

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