(9)カトリック教会には「愚直な信徒」

聖母子を信じる愚直な信仰 そういうわけだから、マリヤさまを聖なる母と慕い、聖母子をあがめるわたしたちにこそ、個々人の狂気という名の罪を解消する手段があるのである。ローマ・カトリック教会は2000年間、連綿とそれをミサの中に受け継いでいるのである。それは人の智に基づく「理屈」あるいは「哲学」ではなく、ただ信じる「おろかさ」によるのである。 ダビンチやグーテンベルクはこの「おろかさ」を笑ったのである。

「取説」作成者の眺望 わたしはカトリック教会を知らないでキリスト教の「取説」とりもなおさず「カトリック教会の取説」を作っているがそれはカトリック教会の要請によるものではない。また、自分の「才」によるものでもない。カトリック教会にも「生活」にも関わりのない次元で、何かに推されるように、作業をしている。その発端は「ルカによる福音書」であり、「テオピロ」が匿名で、カペナウムの百卒長とわかった瞬間である。見えざる扉が開かれ、そこから伸びる道を歩き続けたのである。その道は、わたしの眺望を新たにし続けた。 そして、マリヤさまがアロン家の最後の姫さまに思い至った時、ヘロデの大祭司殺害へと進展した。ヘロデはマタティヤの「ハスモン家」の大祭司一族を殺害して、王になったのだ。そして、ハスモン家とは関係のないアロン家の殺害にも及んだのだ。マリヤさまは緊急避難としてユダ族の青年との婚約を調わされ、エマオから遠く離れたナザレに疎開させられたのだ。そこに「処女受胎」の神秘が臨んだのだ。それが今のわたしの眺望なのである。

割礼とは無縁のマリヤさまたちこそ カトリック教会への道を拓いたのは、「ユダヤ人」の象徴たる割礼とは無縁の、マリヤさまと奉仕の女性たち、それに「ユダヤ人」たる元漁師のペテロたちである。しかしそこには、信仰の異邦人ふたり、クレオパ(テオピロの実名)とルカによる最大限の支援があったのである。クレオパは資財と人脈、ルカは執事としての「段取り」である。その実働は、彼の率いるクレオパの開放奴隷たちである。しかし、イエスの十字架の意味を「知りたい」異邦人と、それを「知らせたい」マリヤさまとの合流が実現してのことであったし、まさにそれは「神意」としか言いようのないものである。クレオパは自分のことは伏せようとしたが、ルカはそれとなく文書中に、彼を顕彰するヒントを置いたのである。いつかそれを読み解く者が現れることを思って。

カトリック教会存続は「愚直な信仰」につきる カトリック教会が2000年を越えて存続しているのは実に「愚直な」カトリック教徒によるのである。「ヨハネによる福音書」に倣い、「智」に走ればその土台は揺らぐ。この取説はその事態を警告するものでもある。カトリック教徒よ愚直なれ、そして分に応じて働き、聖母子の輝きの中に、自分の時を生き抜くようにと祈る。

次へ

宣教理念

カトリックのミサにこそ「聖母子」が集約 「狂気」はいくつも、いつでも、ぽこぽこ顔を出す。それが罪と認識できると、カトリック教徒は、「苦杯と十字架」のあがい、また「復活」により、今を生きる自分たちに、その信仰により作用し、「狂気」が消滅する恵みに与(あずか)れる。狂気という名の罪は、一回消えたら終わりということではない。その都度、消してもらうのである。罪のあるままに生きる、それでこそ人と言える。毎週、ミサに通う値打ちが生じる。思い上がりの「破滅」から救われる唯一の手段である。

答えとしての聖母子

2016年イタリヤ旅行のバチカン

オリジナル教会の権能：「あなたの思うがままに作成してよい」 ページ制作者　（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会代表　笹倉正義 2021/3/15、8/29、8/30

（ささくら修道会規約）当会の用いる聖書は、口語訳聖書または文語体聖書に限られる。例外として、バルバロ聖書差分を、正式文書に加える。これ以外の、聖書の引用は厳禁される。日本語以外の聖書については、文語体聖書の内容に準じるものとする。異端文例（Today's English Version)世事に迎合した改編文章など異端以外の何ものでもない。（異端：=故意に対立すること）

ささくら修道会の指定聖書：「日本聖書協会　口語訳聖書」に準拠 新約聖書（１９５４年改訳） 旧約聖書（１９５５年改訳） バルバロ聖書（旧約差分）

いろいろ聖書　　ささくら宗の聖書

トップ・ページ