遺言(ゆいごん)と「三途(さんず)の川」の関係

「わたしの先は見えている」と書いた事に関わるが、この退職直後の2.5ヶ月の体調不良に関連して、ふと浮かんだのが「さんずのかわ」だった。Web検索すると「三途の川」と表示された。 「死後７日目に渡る河、三ヶ所の渡しがあり、川の流れが違い、生前の行いによって渡る場所が決まる」。 「三途の川」は、そのようなもので仏教観に由来するとのことだった。だが、わたしのイメージした河は、それとは異なり、それは「今この時」の「その時」なのだった。「この時」は肉体の体調、「その時」とは暗示される「行き先」への不安。

イタリヤ旅行、聖ペテロ寺院の屋上と、バチカンの売店

わたしは「マリヤさま」を著作しようとして、2022/11/30をもって、それまでの二社、通算50年のサラリーマン勤務を辞め、無職となった。いや、その退社目的からして、無職ではなく「作家」となったのだ。実際に退職するのは、2023/1/16だが、会社はその期間を「有給休暇の消化36日」に当ててくれたのだった。

12/1からは、起床が6:30になった。それも義務ではなく努力目標となった。それまでは、4:30起床が普通で、職場には8:20頃には着いていた。9:00始まりなので、カーテンを閉めたままで、横になったりもしていた。

通勤しなくなって、義務から解放され、自由な作家生活が始るはずだった。だが、異変が続いた。たちまち体調が崩れ始めたのだった。その顕著な症状は「より不眠状態」に陥ったことだった。

正月からは、目が冴えて、一睡もできずに、二日間が経過することが、「普通」になった。それでいて日中眠くなるかというと、そうでもないのだった。眠れないことへの「不安」のようなものが、意欲減退になるが、深刻ではなかった。このままでは、「プチン」と切れてしまうのでは、そういう未知の懸念もあった。

そうした中、昨年から始めた「血圧降下剤」を処方してもらっている医師に、「眠れない」ことをぼやいた。すると医師は「睡眠導入剤を処方しますか」と応じた。「是非に」と処方箋をお願いした。錠剤は二種類あった。一日目は用心して、「導入剤」ではない方を呑んだ。二日目の夜は二種類とも呑んだ。 するとたちまち強い眠気におそわれた。だが、目は冴えたままで、夜通し状態になった。起床してからは、著しく体調不良に見舞われ、食欲がなくなり、一口二口(ひとくちふたくち)がやっとだった。思い切り「みじめさ」を味わった。それでも夕方(ゆうがた)になると、薬がきれたものか、体調が戻る感触があった。 睡眠導入剤に頼るのはあきらめ、「もう、寝ません」と心に思った。そして、眠れないなら、ずっと起きていようと覚悟を決めた。そうしたら、明け方に少し眠気があって、眠った。６：３０の目覚ましで目を覚ました。

その次は、耳鼻科で処方してもらった薬を呑んだら、今度は、ほぼ夜通し、「のどの渇き」と「尿意」とが交互にきて、眠れなくなった。これも薬が切れたと思われる明け方になると、症状は緩和して少し眠った。

「えらい災難だ、と思うと同時に、ふと自分の中の何かが、薬を異物と判断して、体外に排出しようと頑張っているのではないか、との気付きのようなものがあった。そう思うと、自分に対して「いとしさ」のようなものを感じるのだった。「ぼくは一人(ひとり)ではない」、そう思えたのだった。その薬も呑むのをやめた。医師は、「ふうん」といった感じの返事をした。

そして昨夜、眠れなかった次の夜、「今夜もまた眠れないだろう」そう覚悟した。風呂からあがると急にのどが痛くなった。それで、常備薬の「葛根湯(かっこんとう)」をのんだ。そして、布団に横になると、急に咳き込み始めた。絶え間なく咳き込みは続いた。「眠れるかどうかの話ではなく、苦しみ」も併せ持つ一夜を思って暗然とした気持ちの時を過ごした。

だが、ふと気がつくと「目覚め」の感触があった。そしてまた激しく咳き込んだ。

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「マリヤさま」著作への助走

2022/06/26玉造教会に行った。梅田に出て三人で昼食した。「お父さん、10年も待てない」と言われ、「ひとりよがり」＆取説のマンネリ化を思った。その2022/06/26からの1年間は著作活動に専念するため、取説の一般作業は「休止」する。その決意を全うするため、会社も辞める。

玉造教会西門

その間「マリヤさま」を書いて出版を目指す。このサイト構築の13年間の集大成になるだろう。タイムリミットは1年に設定した。この母子の背後にはマリヤさまのお姿。

オリジナル教会の権能：「あなたの思うがままに作成してよい」 ページ制作者　（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会・「取説」担当　笹倉正義 2023/2/22

「答としての聖母子」

「子よ、あなたの罪はゆるされた」

「恵まれた」とは「幸運な」ではなく、「資質の豊かな」である。

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