(l)貶(おとし)める言葉

マリヤさまはイエスたち一行(いっこう)に同行（どうこう）しておられ、奉仕の女性たちの要(かなめ)である。顔はベールで隠しておられるが、所作(しょさ)や気品は隠しようがない。資金に余裕はない。「過越(すぎこし)の祭」までには決着しないと。「あなたの母上と兄弟がた」とは、そのマリヤさまを、途方もないことをしている息子を案じる、ただの母親に貶める言葉である。 またカペナウムは、ナザレを出たマリヤさまたちが住んでおられた町である。その町は、ローマ軍の駐屯地(ちゅうとんち)として栄えていたのである。ナザレの田舎では仕事はないが、その町にはあった。マリヤさまは、イエスの働いた収入から、生活費を除いた余ったお金を、イエスの「門出(かどで)」のために蓄えておられたのである。そして、その駐屯軍には、かの百卒長と僕(しもべ)とがいた。百卒長はテオピロことクレオパであり、僕はルカである。 そしてルカは職務上イエスの顔を知っていた。それが後の「顔認証」につながり、マリヤさまの素性と「処女受胎」とが導き出されるのである。それこそはイエスが罪に関わることができ、「大祭司」を名乗れる身分の証(あか)しとなるのである。その延長上に、神父の告悔の信徒に言う、「子よ、あなたの罪はゆるされた」はある。

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その間「マリヤさま」を書いて出版を目指す。このサイト構築の13年間の集大成になるだろう。タイムリミットは1年に設定した。この母子の背後にはマリヤさまのお姿。

オリジナル教会の権能：「あなたの思うがままに作成してよい」 ページ制作者　（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会・「取説」担当　笹倉正義 2022/8/8、8/9、8/10

「答としての聖母子」

「恵まれた」とは「幸運な」ではなく、「資質の豊かな」である。

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