遣されず只シドンなるサレパタの一人の寡婦に遣されたり
4-27また預言者エリシヤの時にイスラエルの中に多の癩者ありしかど其一人だに潔られず惟スリヤのナーマンのみ潔られたり
「列王紀下」
彼をわたしのもとにこさせなさい。そうすれば彼はイスラエルに預言者のあることを知るようになるでしょう」。5-9そこでナアマンは馬と車とを従えてきて、エリシャの家の入口に立った。5-10するとエリシャは彼に使者をつかわして言った、「あなたはヨルダンへ行って七たび身を洗いなさい。そうすれば、あなたの肉はもとにかえって清くなるでしょう」。
故事の「ナーマン」将軍はシリヤ人である。ユダヤ人から見れば外国人である。大預言者とユダヤ人が信じているエリヤもエリシャも外国人にだけ良くしてやったとの故事を言われて、故郷の田舎者はイエスに腹を立てた。
4-28會堂に在し者これを聞て大に憤ほり4-29起てイエスを邑の外に出し投下さんとて其邑の建たる山の崕にまで曳往り4-30然にイエス彼等の中を徑行て去ぬ
(1)カペナウンにて言葉の権威が評判
4-31ガリラヤのカペナウンと云る邑に至りて安息日ごとに衆人を教しに4-32その言權威有ければ衆人その教に駭けり。
カペナウンことカペナウムには、治安維持のため、ローマ軍が駐屯している。この言葉にある権威が政治に向けられれば、そのイエスがガリラヤ地方の治安維持を担当するローマ軍に注目されないはずがない。これが「百卒長と僕」の逸話の伏線である。
4-33會堂に汚たる鬼の靈に憑れたる人あり大聲に喊叫いひけるは4-34噫ナザレのイエスよ我儕なんぢと何の與あらんや爾きたりて我儕を喪すか我なんぢは誰なる乎を知。すなはち神の聖なる者なり
4-35イエス之を責て云けるは聲を出すこと勿其處を出よ惡魔ついに其人を衆の中に仆し傷ずして出4-36衆人みな駭き互に語いひけるは權威と能力を有て汚たる鬼に命ぜしかは出去り是いかなる道ぞや
4-37是に於てイエスの聲名あまねく此四方の地に揚りぬ。
(2)シモン・ペテロの家にて
4-38イエス會堂を出てシモンの家に入しにシモンの妻母おもき熱病を患ひ居たりき4-39衆人これが爲にイエスに求ければ其傍に立て熱を斥しに熱退けり婦ただちに起て彼等に事たり
シモンとはこの場面ではペテロのことでなければなるまい。このすぐあとに漁師シモンが登場するからである。「シモンの妻母」と書かれているので、ペテロは妻帯者である。イエスがペテロに遭う前あるいはペテロを弟子に招聘する前に、妻の母の病を癒したことが重要である。重要な逸話の伏線、これがルカの順序正しい視点である。
このことがないと、ペテロが妻とその母とを残してイエスに従うことは大いに躊躇されたことであろう。この後、ペテロがイエスに従って行きたいと妻と義母とに告げた時、二人はすでにイエスを信じていたのである。
4-40日の入とき各様の病を患たる者をもてる人々みな其をイエスに携来ければ一々その上に手を按て醫せり4-41惡鬼も亦多の人々を出さり喊叫て爾は神の子キリストなり |
| |
 |
| |
| |
| 次へ |
| |
| |
 |
| |
オリジナル教会の権能：「あなたの思うがままに作成してよい」
ページ制作者 （ささくら宗）聖母マリヤ福音教会代表 笹倉正義
2020/5/20 |
| |
（ささくら修道会規約）当会の用いる聖書は、口語訳聖書、文語体聖書、バルバロ聖書差分の３つに限定する。これ以外の、聖書の引用は異端行為として厳禁される。日本語以外の聖書については、文語体聖書の内容に準じるものとする。異端文例（Today's English Version)世事に迎合した改編文章など異端以外の何ものでもない。（異端：=故意に対立すること）
|
| |
ささくら修道会の指定聖書：「日本聖書協会 口語訳聖書」に準拠
新約聖書（１９５４年改訳）
旧約聖書（１９５５年改訳）
バルバロ聖書（旧約差分） |
| |
いろいろ聖書 ささくら宗の聖書  |
| |
 |
| |
| |
| |
| （修正履歴） |
(14)二つの