2．割礼論議(1) 2．割礼論議(1)
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| 指摘事項(1)人を裁いてはいけない 2-1だから、ああ、すべて人をさばくものよ。あなたには弁解の余地がない。あなたは、他人をさばくことによって、自分自身を罪に定めている。さばくあなたも同じことを行っているからである。 「彼ら」から一転して「あなた」になった。 2-2わたしたちは、神のさばきが、このような事を行う者どもの上に正しく下ることを、知っている。2-3ああ、このような事を行う者どもをさばきながら、しかも自ら同じことを行う人よ。あなたは、神のさばきをのがれうる思うのか。 クリスチャン同士のことを言っているのであろう。 指摘事項(2)悔い改めが必要 2-4それとも、神の自愛があなたを悔改めに導くことを知らないで、その自愛と忍耐と寛容との富を軽んじるのか。2-5あなたのかたくなな、悔改めのない心のゆえに、あなたは、神の正しいさばきの現れる怒りの日のために神の怒りを、自分の身に積んでいるのである。 福音を信じようとしない人に放つ言葉であろう。 指摘事項(3)信仰の勧善懲悪(1) 2-6神は、おのおのに、そのわざにしたがって報いられる。2-7すなわち、一方では、耐え忍んで善を行って、光栄とほまれと朽ちぬものとを求める人に、永遠のいのちが与えられ、2-8他方では、党派心をいだき、真理に従わないで不義に従う人に、怒りと激しい憤りとが加えられる。 「永遠のいのち」が安っぽく使われている。 指摘事項(4)信仰の勧善懲悪(2) 2-9悪を行うすべての人には、ユダヤ人をはじめギリシャ人にも、患難と苦悩とが与えられ、2-10善を行うすべての人には、ユダヤ人をはじめギリシャ人にも、光栄とほまれと平安とが与えられる。2-11なぜなら、神には、かたより見ることがないからである。 指摘事項(4)律法と異邦人の関係 2-12そのわけは、律法なしに罪を犯した者は、また律法なしに滅び、律法のもとで罪を犯した者は、律法によってさばかれる。 2-13なぜなら、律法を聞く者が、神の前に義なるものではなく、律法を行う者が、義とされるからである。 2-14すなわち、律法を持たない異邦人が、自然のままで、律法の命じる事を行うなら、たとい律法を持たなくても、彼らにとっては自分自身が律法なのである。 2-15彼らは律法の要求がその心にしるされていることを現し、そのことを彼らに良心も共にあかしをして、その判断が互いにあるいは訴え、あるいは弁明し合うのである。 2-16そして、これらのことは、わたしの福音によれば、神がキリスト･イエスによって人々の隠れた事がらをさばかれるその日に、明らかにされるであろう。 「最後の審判」のことかな。「わたしの福音」というのが、聖母と女性たちの福音と競争するための「哲学的」なものなら心配である。 指摘事項(5)中身のないユダヤ人 2-17もしあなたが、自らユダヤ人と称し、律法に安んじ、神を誇りとし、2-18御旨を知り、律法に教えられて、なすべきことをわきまえており、2-19,20さらに、知識と真理とが律法の中に形をとっているとして、自ら盲人の手引き、やみにおる者の光、愚かな者の導き手、幼な子の教師をもって任じているのなら、2-21なぜ、人を教えて自分を教えないのか。 盗むなと人に説いて、自らは盗むのか。 2-22姦淫するなと言って、自らは姦淫するのか。 偶像を忌みきらいながら、自らは宮のものをかすめるのか。 2-23律法を誇りとしながら、自らは律法に違反して、神を侮っているのか。 2-24聖書に書いてあるとおり、「神の御名は、あなたがたのゆえに、異邦人の間で汚されている」。 「エゼキエル書」20章 20-21しかしその子どもたちはわたしにそむき、わが定めに歩まず、人がこれを行うことによって、生きることのできるわたしのおきてを守り行わず、わが安息日を汚した。そこでわたしはわが憤りを彼らの上に注ぎ、荒野で彼らに対し、わが怒りを漏らそうと思った。20-22しかしわたしはわが手を翻して、わが名のために行動した。それはわたしが彼らを導き出して見せた異邦人の前に、わたしの名が汚されないためである。20-23ただしわたしは荒野で彼らに誓い、わたしは異邦人の間に彼らを散らし、国々の中に彼らをふりまくと言った。20-24これは彼らがわがおきてを行わず、わが定めを捨て、わが安息日を汚し、彼らの目にその先祖の偶像を慕ったからである。 ユダヤ人を優位に置くこの言葉は、旧約聖書が今なおユダヤ人の「聖書」であることを理解する必要がある。プロテスタントが好んで引用する詩篇は、ユダヤ人の聖典のひとつである。旧約聖書全体と神エホバがユダヤ人のものであるとすると、彼らが自らを誇る根拠がある。彼らは世界の主要都市に入り込み、自らの居住区を造り、居住区同士のネットワークを張り商業活動をする。軍隊を持たない彼らは、その軍事費を富にかえる。「律法」に基づく独特の因習を守る彼らは、「異邦人」には溶け込まない。時には、その莫大な財のために、大虐殺に巻き込まれた歴史もある。 指摘事項(6) 2-25もし、あなたが律法を行うなら、なるほど、割礼は役に立とう。しかし、もし律法を犯すなら、あなたの割礼は無割礼となってしまう。 割礼はユダヤ人の男性を象徴するものである。割礼はユダヤ人の誇りとするところであるが、異邦人から見れば、気色の悪いユダヤ人の因習である。 2-26だから、もし無割礼の者が律法の規定を守るなら、その無割礼は割礼とみなされるではないか。 2-27かつ、生まれながら無割礼の者であって律法を全うする者は、律法の文字と割礼とを持ちながら律法を犯しているあなたを、さばくのである。 2-28というのは、外見上のユダヤ人がユダヤ人ではなく、また、外見上の肉における割礼が割礼でもない。 2-29かえって、隠れたユダヤ人がユダヤ人であり、また、文字によらず霊による心の割礼こそ割礼であって、そのほまれは人からではなく、神から来るのである。 割礼とは、男根の先端の亀頭(きとう)をおおう皮に傷をつけるユダヤ人の風習である。アブラハムの時代には自分の奴隷を認識するためのものであり、ヨシュアの時代には戦死者が味方(みかた)であることを識別するものとなった。そして、バビロン・ペルシャからの帰還後、ユダヤ人の時代となってそれはユダヤ人の掟(おきて)となった。 「心の割礼」は見えるものではないから、哲学者の詭弁(きべん)のような気がする。 聖母マリヤと女性たちの場合 割礼の論議が展開されるが、ユダヤ人であってもペニスの無い女性は「対象外」ということになる。割礼の論議は、全ての女性を含まないということになる。聖母マリヤも奉仕する女性たちもユダヤ人であるが、律法にしばられてはいないことになる。 彼女たちが「苦杯と十字架」それにともなう「復活」について、「証言を基にした宣教」をすれば、おのずと全世界の人々が対象となるのである。 この「割礼論議」は、その方面への道を拓(ひら)くことになるであろう。 |
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| オリジナル教会の権能：「あなたの思うがままに作成してよい」 ページ制作者 （ささくら宗）聖母マリヤ福音教会代表 笹倉正義 2020/8/27、31、9/2 |
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