2．全世界の罪のため

(1)わたしの子たちよ 2-1わたし(a)の子たちよ。これらのことを書きおくるのは、あなたがたが罪を犯さないようになるためである。もし、罪を犯す者があれば、父のみもとには、わたしたち(17)のために助け主、すなわち、義なるイエス・キリストがおられる。 2-2彼は、わたしたち(18)の罪のための、あがないの供え物である。ただ、わたしたち(19)の罪のためばかりではなく、全世界の罪のためである。 2-3もし、わたしたち(20)が彼の戒めを守るならば、それによって彼を知っていることを悟るのである。2-4「彼を知っている」と言いながら、その戒めを守らない者は、偽り者であって、心理はその人のうちにない。 2-5しかし、彼の御言を守る者があれば、その人のうちに、神の愛が真に全うされるのである。それによって、わたしたち(21)が彼にあることを知るのである。2-6「彼におる」という者は、彼が歩かれたように、その人自身も歩くべきである。 (2)愛する者たちよ 2-7愛する者たちよ。わたし(b)があながたに書きおくるのは、新しい戒めではなく、あなたがたが初めから受けていた古い戒めである。その古い戒めとは、あなたがたがすでに聞いた御言である。 何を言っているのかさっぱりわからない。「ヨハネ」の名を冠した哲学者の文章である。彼らには、自分たちの文章が素人などにわかってはならない、というセオリーがある。 1-8しかも、新しい戒めを、あなたがたに書きおくるのである。そして、それは、彼にとってもあなたがたにとっても、真理なのである。なぜなら、やみは過ぎ去り、まことの光がすでに輝いているからである。2-9「光のなかにいる」と言いながら、その兄弟を憎む者は、今なお、やみの中にいるのである。 (3)兄弟を愛すること 2-10兄弟を愛する者は、光におるのであって、つまずくことはない。2-11兄弟を憎む者は、やみの中におり、やみの中を歩くのであって、自分ではどこへ行くのかわからない。やみが彼の目を見えなくしたからである。 (4)子たちよ、父たちよ・・・ 2-12子たちよ。あなたがたにこれを書きおくるのは、御名のゆえに、あなたがたの多くの罪がゆるされたからである。 2-13父たちよ。あなたがたに書きおくるのは、あなたがたが、初めからいますかたを知ったからである。 若者たちよ。あなたがたに書きおくるのは、あなたがたが、悪しき者にうち勝ったからである。 2-14子供たちよ。あなたがたに書きおくったのは、あなたがたが父を知ったからである。 父たちよ。あなたがたに書きおくったのは、あなたがたが、初めからいますかたを知ったからである。 若者たちよ。あなたがたに書きおくったのは、あなたがたが強い者であり、神の言があなたがたに宿り、そして、あなたがたが悪しき者にうち勝ったからである。 似たような短文の繰り返しなので、転記ミスがあるのではないかと参照した聖書を見直したほどである。 訓令(1)　世と世にあるもの 2-15世と世にあるものとを、愛してはいけない。もし、世を愛する者があれば、父の愛は彼のうちにない。2-16すべて世にあるもの、すなわち、肉の欲、目の欲、持ち物の誇は、父から出たものではなく、世から出たものである。2-17世と世の欲とは過ぎ去る。しかし、神の御旨を行う者は、永遠にながらえる。 (5)子供たちよ 2-18子供たちよ。今は終りの時である。あなたがたがかねて反キリストが来ると聞いていたように、今や多くの反キリストが現れてきた。 それによって今が終りの時であることを知る。2-19彼らはわたしたち(22)から出て行った。しかし、彼らはわたしたちに属する者ではなかったのである。もし属する者であったなら、わたしたち(23)と一緒にとどまっていたであろう。しかし、出て行ったのは、元来、彼らがみなわたしたち(24)に属さない者であることが、明らかにされるためである。 (6)あなたがたよ 2-20しかし、あなたがたは聖なる者に油を注がれているので、あなたがたすべてが、そのことを知っている。2-21わたしが書きおくったのは、あなたがたが真理を知らないからではなく、それを知っているからであり、また、すべての偽りは真理から出るものでないことを、知っているからである。 2-22偽り者とは、だれであるか。イエスのキリストであることを否定する者ではないか。父と御子とを否定する者は、反キリストである。2-23御子を否定する者は父を持たず、御子を告白する者は、また父をも持つのである。 2-24初めから聞いたことが、あなたがたのうちに、とどまるようにしなさい。初めから聞いたことが、あなたがたのうちにとどまっておれば、あなたがたも御子と父のうちに、とどまることになる。 2-25これが、彼自らわたしたち(25)に約束された約束であって、すなわち、永遠のいのちである。2-26わたしは、あなたがたを惑わす者たちについて、これらのことを書きおくった。 2-27あなたがたのうちには、キリストからいただいた油がとどまっているので、だれにも教えてもらう必要はない。この油が、すべてのことをあなたがたに教える。それはまことであって、偽りではないから、その油が教えたように、あなたがたは彼のうちにとどまっていなさい。 2-28そこで、子たちよ。キリストのうちにとどまっていなさい。それは、彼が現れる時に、確信を持ち、その来臨に際して、みまえに恥じいることがないためである。2-29彼の義なるかたであることがわかれば、義を行う者はみな彼から生まれたものであることを、知るであろう。 ---再臨の話は「使徒行伝」の冒頭にも書かれているが、イザヤ書の預言が基になっている物語としては、飛躍しすぎている。ペテロが言っているのは、自分たちがイエスについて見たことの証人である、ということである。「こられるであろう」が実現するかどうかは、父なる神の権威の下にあるのであって、天使ふぜいの言えることではない。しかし、永遠の大祭司では物足りなくて、イエスの再臨という強烈な願望が彼らにはあったのであろう。 「使徒行伝」1章　再臨思想「人の子」をイエスに転化 1-10イエスの上って行かれるとき、彼らが天を見つめていると、見よ、白い衣を着たふたりの人が、彼らのそばに立っていて1-11言った、「ガリラヤの人たちよ、なぜ天を仰いで立っているのか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになるであろう」。

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「部分最適の総和は絶滅である」 これはこの世のすべてのことにあてはまる。哲学部分の一行は標語である。それらしくわかったように思えるがその標語を連ねてみると意味不明になる。絶滅である。だから「聖句」と称して「総和」にならぬようにしているのである。2023/1/12(木)

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2020/10/6、2023/1/11(「わたしたち」をカウント)、1/12

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