(1)イスラム強さの研究

7世紀に興った新興宗教には研究の価値がある。

１．布教手段は武力 イスラムはアラーの神をかかげたが、その布教には武力が不可欠である。武器を持たない伝道師など笑ってしまう。（続きは目次の下）

目次

(1)(序)50文字以内でイスラム

(1)(1)「イスラムの強さ」考察の動機

(1)(2)ユダヤ教（律法の神・閉鎖的選民思想）

(1)(3)キリスト教（個々人の「罪のあがない」の普遍宗教） 　　　アンテオケの意味、聖母マリヤについての推敲

(1)(4)イスラム（強奪狼藉を赦す神・羊を監視する狼）

(1)(5)地中海世界の宗教

(1)(6)ギリシャ神話の時代（伝達手段：吟遊詩人）

(1)(7)ユダヤ教の時代（伝達手段：タルムード、アラム語、ヘブル語、ギリシャ語）

(1)(8)キリスト教の時代（ギリシャ語、ラテン語、ドイツ語、諸言語）

(1)(9)イスラムの時代（アラビヤ語）

(1)(10)ローマ教会（ローマ帝国統治下の主要都市に誕生した教会）

(1)(11)オスマン帝国（トルコ）

２．偶像の町を蹂躙(じゅうりん) イスラムは宗教集団と錯覚させるため、手っ取り早くユダヤ教から知恵を拝借、アラブの偶像商売の町を「アラー」という神の名をかかげて、襲い蹂躙した。 ３．手本はヨシュア記 参考にしたのは「ヨシュア記」だ。ヨシュアはエリコの町を襲う前にラッパを鳴らさせたが、イスラムにはラッパがなかったので、「コーラン」とその朗誦（ろうしょう）を発明した。すなわちアラブ語による神の言葉を声高（こわだか）に叫んだのである。それが城壁外から響けば、城壁内の敵には恐れを、味方には戦意の高揚（こうよう）を促(うなが)すのに絶大な効果を示した。 ４．「アラー」の一人歩き イスラム発案者のマホメットが死んでも、イスラムは一人歩きを始め、その布教先を求めた。すなわち、侵略・略奪を待つ異教徒の町々である。641年、エジプトに侵攻し、「智の都」アレキサンドリヤを落とし、「智」を奴隷とした。「智」に武器や軍船を造らせ、軍備を近代化した。たちまち北アフリカを席巻し、海峡を渡り、スペイン布教にまで及んだ。しかし、スペインにはマリヤさま信仰があった。それがレコンキスタとなり、グラナダ陥落で800年に及んだ、スペインのイスラムの勢力はアフリカに去った。 ５．「偶像の町」の次は「異教徒の町」 偶像の町々蹂躙の次に、向かった先はキリスト教が行きわたったローマ帝国の版図(はんと)、北アフリカ海岸の町々である。狼が羊の群れを襲うがごとく、キリスト教徒の町々に戦火が広がった。「キリスト教会を焼け！」。この町々は東ローマ帝国であり、アレキサンドリヤ司教がトップであったから、マリヤさまの名はない。武力の集結できる旗印もない。 ６．並び立たぬ神「マリヤさま」対策 イスラムの兵士たちを動揺させないため、マリヤさまとイエス・キリストを貶(おとし)めておく必要があった。東方にはマリヤさまの名はないし、イエスさまは「処女受胎」によるアロン家の大祭司、そのような面倒で地味なプロセスを飛び越えて、「神の独子」のイエス・キリスト。「ヨハネによる福音書」の地域。 すなわち、コーランにこう書かれた、「アラーにお子があるわけがない」。そんなことを信じるキリスト教徒はアホであり、わが軍団の洗礼によって目覚めるだろう。そして、アホな彼らはわれらの奴隷となって、アラーの説く真理に導かれよう。コーランに書かれたアラーは、創造主、イスラム自身のことでもある。 ７．イスラム研究の価値 イスラムはなぜ強いのか。イスラムが「宗教」だとすると、宗教とは何なのだと考え直さねばならぬ。先は長いかもしれないし、これっきりかもしれないが、そのへんのところの知見を広め、考えてみようと思う。これは自由研究の域を超えない。人には言わぬように。

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「コーラン」井筒俊彦氏訳 岩波文庫（全3巻）

2016/7/17-8/21 オリジナル教会（初代代表）　笹倉正義 正式名称：（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会 ささくら修道会 2021/4/2(次へ)、2021/10/5 2024/9/26

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