4．教会組織と訓話集(1) 4．教会組織と訓話集(1)
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| (1)三位一体の神格が現される 4-1さて、主にある囚人であるわたしは、あなたがたに勧める。あなたがたが召されたその召しにふさわしく歩き、4-2できる限り謙虚で、かつ柔和であり、寛容を示し、愛をもって互いに忍びあい、4-3平和のきずなで結ばれて、聖霊による一致を守り続けるように務めなさい。 4-4からだは一つ、御霊も一つである。 あなたがたが召されたのは、一つの望みを目ざして召されたのと同様である。 4-5主は一つ、信仰は一つ、バプテスマは一つ。 4-6すべてのものの上にあり、すべてのものを貫き、すべてのものの内にいます、すべてのものの父なる神は一つである。 4-7しかし、キリストから賜る賜物のはかりに従って、わたしたちひとりびとりに、恵みが与えられている。 4-8ここで、こう言われている。 「彼は高いところに上った時、 とりこを捕らえて引き行き、 人々に賜物を分け与えた」。 4-9さて、「上った」と言う以上、また地下の低い底にも降りてこられたわけではないか。4-10降りてこられた者自身は、同時にあらゆるものに満ちるために、もろもろの天の上にまで上られたかたなのである。 「詩篇」68篇 68-18あなたはとりこを率い、 人々のうちから、またそむく者のうちから 贈り物をうけて、高い山に登られた。 主なる神がそこに住まわれるためである。 (2)教会組織のための役職 4-11そして彼は、ある人を使徒とし、ある人を預言者とし、ある人を伝道者とし、ある人を牧師、教師として、お立てになった。 「バルバロ聖書」の場合 4-11ある人を使徒とし、ある人を預言者とし、ある人を福音者、ある人を牧者と教師とされるのもそのお方である。 4-12それは、聖徒たちをととのえて奉仕のわざをさせ、キリストのからだを建てさせ、4-13わたしたちすべての者が、神の子を信じる信仰の一致と彼を知る知識の一致とに到達し、全き人となり、ついに、キリストの満ちみちた徳の高さにまで至るためである。 あきらかに、ユダヤ人居住区のキリスト教徒の教会とは規模の違うことが書いてある。ユダヤ教律法学者のパウロには思いつかないであろう規模のイメージがある。 (3)教会成長のために各自の分に応じた働きを 4-14こうして、わたしたちはもはや子供ではないので、だまし惑わす策略により、人人の悪巧みによって起こる様々な教えの風に吹きまわされたり、もてあそばれたりすることがなく、4-15愛にあって真理を語り、あらゆる点において成長し、かしらなるキリストに達するのである。 4-16また、キリストを基として、全身はすべての節々の助けにより、しっかりと組み合わされ結び合わされ、それぞれの部分は分に応じて働き、からだを成長させ、愛のうちに育てられていくのである。 (4)時空の乱れを感じる「勧め」の言葉 4-17そこで、わたしは主にあっておごそかに勧める。あなたがたは今後、異邦人がむなしい心で歩いているように歩いてはならない。 4-18かれらの知力は暗くなり、その内なる無知と心の硬化とにより、神のいのちから遠く離れ、4-19自ら無感覚にになって、ほしいままにあらゆる不潔な行いをして、放縦に身をゆだねている。4-20しかしあなたがたは、そのようにキリストに学んだのではなかった。 4-21あなたがたはたしかに彼に聞き、彼にあって教えられて、イエスにある真理をそのまま学んだはずである。 訓話集 ここからは、信徒への奨励の言葉が列挙される。ローマ教会が浮かび上がる。 訓話(1) 4-22すなわち、あなたがたは、以前の生活に属する、情欲に迷って滅び行く古き人を脱ぎ捨て、4-23心の深みまで新たにされて、4-24真の義と聖とをそなえた神にかたどって造られた新しき人を着るべきである。 訓話(2) 4-25こういうわけだから、あなたがたは偽りを捨てて、おのおの隣り人に対して、真実を語りなさい。わたしたちは、お互いに肢体なのであるから。4-26怒ることがあっても、罪を犯してはならない。憤ったままで、日が暮れるようであってはならない。 訓話(3) 4-27また、悪魔に機会を与えてはいけない。4-28盗んだ者は、今後、盗んではならない。むしろ、貧しい人々に分け与えるようになるために、自分の手で正当な働きをしなさい。 訓話(4) 4-29悪い言葉をいっさい、あなたがたの口から出してはいけない。必要があれば、人の徳を高めるのに役立つような言葉を語って、聞いている者の益になるようにしなさい。4-30神の聖霊を悲しませてはいけない。あなたがたは、あがないの日のために、聖霊の証印を受けたのである。 訓話(5) 4-31すべての無慈悲、憤り、怒り、騒ぎ、そしり、また、いっさいの悪意を捨て去りなさい。 訓話(6) 4-32互いに情深く、あわれみ深い者となり、神がキリストにあってあなたがたをゆるして下さったように、あなたがたも互いにゆるし合いなさい。 |
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