20.おきて(7)、律法数(12)

 
会戦を前に兵士を鼓舞する言葉
20-1あなたが敵と戦うために出る時、馬と戦車と、あなたよりも大ぜいの軍隊を見ても、彼らを恐れてはならない。あなたをエジプトの国から導きのぼられたあなたの神、主が共におられるからである。

(1)祭司が奨励の言葉
20-2あなたがたが戦いに臨むとき、祭司は進み出て民に告げて、20-3彼らに言わなければならない、『イスラエルよ聞け。あなたがたは、きょう、敵と戦おうとしている。気おくれしてはならない。恐れてはならない。あわててはならない。彼らに驚いてはならない。20-4あなたがたの神、主が共に行かれ、あなたがたのために敵と戦って、あなたがたを救われるからである』。

つかさたちからの「家に帰らせる条件」
(2)「新築の奉納金」

20-5次につかさたちは民に告げて言わなければならない。『新しい家を建てて、まだそれをささげていない者があれば、その人を家に帰らせなければならない。そうしなければ、彼が戦いに死んだとき、ほかの人がそれをささげるようになるであろう。
「ささげる」の意味は、主にささげる「奉納金」であろう。それをつかさどるのはアロン家とレビびとである。彼らは戦闘には参加しない。

(3)「ぶどう畑の奉納金」
20-6ぶどう畑を作って、まだその実を食べていない者があれば、その人を家に帰らせなければならない。そうしなければ彼が戦いに死んだとき、ほかの人がそれを食べるようになるであろう。
初穂と呼ばれるものは完全なものを主にささげることになっている。

(4)「婚約中の者」
20-7女と婚約して、まだその女をめとっていない者があれば、その人を家に帰らせなければならない。そうしなければ彼が戦いに死んだとき、ほかの人が彼女をめとるようになるであろう』。
家名を残すことは、ユダヤ人の大事にするところである。この配慮は、兵士の士気を鼓舞するであろう。

(5)「臆病な者の処遇として」
20-8つかさたちは、また民に告げて言わなければならない。『恐れて気おくれする者があるならば、その人を家に帰らせなければならない。そうしなければ、兄弟たちの心が彼の心のようにくじけるであろう』。
兵役を免れ戦闘せずにすむラッキーと思ってはならない。臆病者とされて戻されれば、彼はさげすまれ、嫁を娶(めと)れまい。

進軍開始
20-9つかさたちがこのように民に告げ終わったならば、軍勢のかしらたちを立てて民を率いさせなければならない。

(6)降伏を勧告
20-10一つの町へ進んで行って、それを攻めようとする時は、まず穏やかに降伏することを勧めなければならない。

(7)降伏を承諾の場合、「納税義務と奴隷」化
20-11もしその町が穏やかに降伏しようと答えて、門を開くならば、そこにいるすべての民に、みつぎを納めさせ、あなたに仕えさせなければならない。

(8)降伏拒否の場合
20-12もし穏やかに降伏せず、戦おうとするならば、あなたはそれを攻めなければならない。

20-13そしてあなたの神、主がそれをあなたの手にわたされる時、つるぎをもってそのうちの男をみな撃ち殺さなければならない。

20-14ただし女、子供、家畜およびすべて町のうちにあるもの、すなわちぶんどり物は皆、戦利品として取ることができる。

また敵からぶんどった物はあなたの神、主が賜わったものだから、あなたはそれを用いることができる。
ぶんどり物は、ぶんどった者の物となる。

20-15遠く離れている町々、すなわちこれらの国々に属さない町々には、すべてこのようにしなければならない。
これらの国々とは、20-17の町々のことである。

(9)根絶やしにすべき町々「これらの町々」
20-16ただし、あなたの神、主が嗣業として与えられるこれらの民の町々では、息のある者をひとりも生かしておいてはならない。20-17すなわちヘテびと、アモリびと、カナンびと、ペリジびと、ヒビびと、エブスびとはみな滅ぼして、あなたの神、主が命じられたとおりにしなければならない。

(10)根絶やしの目的は「偶像崇拝」の混濁回避
20-18これは彼らがその神々を拝んでおこなったすべての憎むべき事を、あなたがたに教えて、それを行わせ、あなたがたの神、主に罪を犯させることのないためである。

(11)篭城の町付近の果樹は切るな
20-19長く町を攻め囲んで、それを取ろうとする時でも、おのをふるって、そこの木を切り枯らしてはならない。それはあなたの食となるものだから、切り倒してはならない。あなたは田野の木までも、人のように攻めなければならないであろうか。

(12)果樹以外の木は軍事に利用せよ
20-20ただし実を結ばない木とわかっている木は切り倒して、あなたと戦っている町にむかい、それをもってとりでを築き、陥落するまで、それを攻めることができる。
 
 
次へ
 
 
 
オリジナル教会の権能:「あなたの思うがままに作成してよい」
ページ制作者 (ささくら宗)聖母マリヤ福音教会代表 笹倉正義
2020/11/24
 
(ささくら修道会規約)当会の用いる聖書は、口語訳聖書または文語体聖書に限られる。例外として、バルバロ聖書差分を、正式文書に加える。これ以外の、聖書の引用は厳禁される。日本語以外の聖書については、文語体聖書の内容に準じるものとする。異端文例(Today's English Version)世事に迎合した改編文章など異端以外の何ものでもない。(異端:=故意に対立すること)
 
ささくら修道会の指定聖書:「日本聖書協会 口語訳聖書」に準拠
新約聖書(1954年改訳)

旧約聖書(1955年改訳)

バルバロ聖書(旧約差分)
 
いろいろ聖書  ささくら宗の聖書 
 
 
 
 
 
(作成履歴)
 
2012/5/10 笹倉キリスト教会 笹倉正義 
聖句引用:日本聖書協会 口語訳聖書
旧約聖書(1955年改訳)