(12-5)カトリック教会否定の先駆者「ジョン・ウィクリフ」

ま、このことは中世末期には既存の制度において、ま、宗教的な熱意や、目的を満たすことができなかった人々が、ま、相当程度いた、ということを物語っております。そしてこのような活動が先鋭化（せんえいか）した時、教会はそれを異端（いたん）と呼び、容赦（ようしゃ）なく排除（はいじょ）しようとしました。 やがて宗教改革の先駆けと呼ばれるようになるイングランドのジョン・ウィクリフと、その影響を受けたとされるボヘミヤ、ま、チェコですね、こちらのヤン・フスは、この典型例だと言えるでしょう。 彼らや彼らに従った者たちは、真の教会というのは神が救済を約束した信徒の共同体である、そして、組織化された教会ではないんだ、と主張し、洗礼と聖餐（せいさん）以外の秘蹟（ひせき）や贖宥状（しょくゆうじょう）を否定するなど、初期のプロテスタントと同様の思想を提示しています。 そして何より中世末期に人々が教会に対して抱（いだ）いていた不満を、ウィクリフやフスが著作という形で初めて集約したことには大変大きな意味があったと言えそうです。しかし多くの失望と批判の対象となった教会もまた多難な時期を迎えていました。

NHK 2カルチャーラヂオ歴史再発見　「中世ヨーロッパ社会の光と影　キリスト教の果たした役割」 講師：上智大学准教授　藤崎衛（ふじさきまもる）氏 聴講内容のテキスト化： 笹倉正義（ささくらまさよし）

次へ

オリジナル教会の権能：「あなたの思うがままに制作してよい」

ページ制作者　（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会代表　笹倉正義

略称：オリジナル教会

2019/9/21

（ささくら修道会規約）当会の用いる聖書は、口語訳聖書または文語体聖書に限られる。例外として、バルバロ聖書差分を、正式文書に加える。これ以外の、聖書の引用は厳禁される。日本語以外の聖書については、文語体聖書の内容に準じるものとする。異端文例（Today's English Version)

聖句引用：日本聖書協会　口語訳聖書 新約聖書（１９５４年改訳） 旧約聖書（１９５５年改訳） バルバロ聖書（旧約差分）

いろいろ聖書　　ささくら宗の聖書