2013年の買物に「マリヤさま」の置物

(1)それは帰国日の朝 私は６０歳で定年退職した後、セカンドライフとして分譲マンションの管理人をしている。管理人の仕事を辞めたら、海外旅行をしようか、とＡ（えつこ）と話していた。それがどういうものか、元気な今この時に行こうと、考えが変わり、旅行社のパンフレットを見ることになった。 イタリヤの「ベニス、フィレンツェ、ローマ」に惹かれた。バチカンを見ておきたいという気持ちもあった。ツアー選定の条件は、帰国後すぐに仕事に復帰する必要があるため、往復の機中では”寝転んでいられる”こととした。他に関空発着、添乗員同行、フリータイム有、などの条件をつけたが、満たしてくれたのは、日本旅行の「夢ヨーロッパ」であった。 出発前は、漠然と見てまわるガイドまかせの、観光旅行のつもりだった。しかし、個人的な思いが出てきて、聖母マリヤの名を冠したいくつかの教会を見たくなった。その思いは、実際には具体化しなかったし、教会の外観を見るだけでは、あまり意味の無いことと思い直した。 旅行の成果としては、イタリヤ語の聖書を数冊、実際に買えたことだった。 ついでのことに、帰国日の朝、パンテオンの裏側の（中国人の）店で、聖母マリヤと思われる像二体を買った。中国製だった。これはまったく、想定外のできごとなのだった。そして、カトリック教会の「像」に対する意識改革へとつながった。

(1)「マリヤさまの置物」購入の衝撃

この二体がそのマリヤさま。後に思いを引く、とても、ふしぎな旅行みやげになった。なぜならば、置物ではあるが「像」は「偶像」意識を喚起するものだったから。事実、この二体を置く場所に最初は困ったのだった。しかし、これらが「礼拝」そのものの対象ではなく、信仰のシンボルとして、しだいにその存在意識が改善されていった。 その後の旅行では、さらに進んで「聖母子」の置物が、我が家に増えていった。家族もそれがどこに置かれようが、わたしにアドバイスすることはなくなった。

(2)「マリヤさま」についての認識

マリヤさま抜きのキリスト教があり得るだろうか、断じてないように思う。「キリスト教」という大くくりでは、何でもかんでもキリスト教になってしまう。わたしは、説明作成の過程で、福音書の中にもさまざまな「思想」が存在していることに気づかされた。そう気づくまでは、同じ「ルカによる福音書」の中でも、真逆ではないかと思われるイエスの言葉に戸惑うこともあった。しかし、作為による、思想の混在を承認してからは、そのようなことはなくなった。複数の思想から出たイエスの言葉は、それぞれに帰着させられるようになった。 「ルカによる福音書」の冒頭では、マリヤさまは主役であるが、その中後半（ちゅうこうはん）と、「使徒行伝」にはマリヤさまのことは書かれていない。しかし、伝道における、パウロとの対をなすであろう、力の源として「マリヤさまと女性たち」、それに助力するテオピロの手の者たちを感じとれる今、その解き明かしをしてみたい。ただ、それは、この旅行記での主題ではないし、また別の機会に、別のページに託すこととしたい。

(3) ６年後の推敲「マリヤさまについて」 「キリスト教会」説明書を創っているわたしは、なぜマリヤさまが、ローマ・カトリック教会の象徴なのかを、第三者の目で、しかし信仰者の気概をもって、明らかにしたいと作業を続けている者である。その情報は、「ルカによる福音書」と「使徒行伝」、さらにはパウロ書簡とから与えられるであろうと確信している。

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オリジナル教会の権能：「あなたの思うがままに作成してよい」 拝受者：　（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会代表　笹倉正義 通称：オリジナル教会 2020/1/22

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聖句引用：日本聖書協会　口語訳聖書 新約聖書（１９５４年改訳） 旧約聖書（１９５５年改訳） バルバロ聖書（旧約差分）

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推敲の履歴

2014/7/7 オリジナル教会（初代代表）笹倉正義 正式名称：（笹倉宗）聖母マリヤ福音教会 2019/3/9（ページの再構築）、3/10、3/11（推敲） 聖句引用：日本聖書協会　口語訳聖書 新約聖書（１９５４年改訳） 旧約聖書（１９５５年改訳）

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