コーラン感想文 コーラン感想文
| コーランの立役者 邦訳のコーランを読んで、それが人の命のあがないを解決するための宗教書ではないことが分かった。コーランは知恵の書でもない。西暦６００年代のアラビヤの町メッカで、その格差社会に覚醒した者があった。その男マホメットの言動を 格差社会の覚醒 俯瞰者は、富者の金品・良質の女を、マホメットの言動から合法的に奪い取る方法を思いついたのである。それは戦争である。戦争には兵士が必要であり、戦端を開くには口実が必要である。俯瞰者は、仮想敵を「偶像崇拝者」に定めた。アラビヤの富者はその繁栄の感謝を偶像に捧げていたからである。そこで、俯瞰者はアッラーなる唯一神信仰者と偶像崇拝者との戦線を形成するために、コーランを著した。コーランの最初は、数行、あるいは数ページ程度だったのである。 宗教戦争 しかし、アラビヤには唯一神は存在しなかった。そこで俯瞰者は、マホメットの啓示の源であるユダヤ教とキリスト教の唯一神を継承したようにして、アッラーが最終の唯一神とした。このようにして、富者の金品と女とを超法規的に奪う宗教集団の素案が固まった。 アッラーという代名詞 コーランにおけるアッラーは、状況に応じてその中身が入れ替わる。ある時は、自然現象を神兆とみなす自然神であり、旧約聖書の有名人を遣わした神であり、俯瞰者自身であり、組織名「イスラム」であったりする。アッラーが複数の顔を持っていることに気づくだけでもコーランはずっと読みやすくなる。また、「我ら」は俯瞰者ことイスラムである。 攻撃予告 コーランには「最後の日」、「裁きの日」などの悪行の町の滅亡跡と、その予告がある。これは、イスラムの攻撃を受けるはずの町の予告である。また、復活は、イスラムの攻撃直後の町の惨状を予告するものであろう。悪行とは偶像崇拝者（富者）の蓄財であり、善行とはイスラム教徒（兵士）の死を恐れぬ戦闘行動を意味する。 アッラーの信者 コーランの言う信者とは、イスラム兵である。その中でも、イスラムに忠誠を誓い、来世に望みをおくことのできる、死を恐れぬ兵士こそは、真のイスラムであるとする。激を飛ばして、軍資金となる布施と兵士を募った頃は、彼らは烏合の衆であった。死を恐れぬ兵士たちこそイスラムの宝だったのである。 罪の赦し コーランは罪の赦しにも触れているが、それはイスラム教徒が攻撃し征服した相手に対する落花狼藉を、イスラムが赦すということである。その場合のアッラーは、イスラムまたは俯瞰者に置き換えて読まねばならない。アッラーの罪の赦しは、キリスト教のそれとは、全く異質である。 マホメット崇拝の禁止 また功労者のマホメットにハーレムをあてがい、厚遇したようすが俯瞰者の立場から書かれている。マホメットの俗的場面を記録し、彼自身をイスラム信仰の対象にさせないための俯瞰者の知恵であろう。 標的の拡大（西へ） 聖母マリヤとイエスの記述は、イスラム勃興当初は必要のなかったものである。それは、アラビヤの偶像崇拝者の町々をなめつくした後に、西のキリスト教圏に進軍する段になって必要となったのである。アラビヤの西に接する国は、東ローマ帝国であり、キリスト教は聖母子の聖画（イコン）をご本尊とするいわゆるギリシャ正教であった。それらの地域と戦端を開くには、聖母子を貶めアッラーに帰依するように強要するに限る。そのため、精子なしでは子が生まれるはずがないことを連発している。処女受胎を否定するためである。 今のイスラムがコーランを遵守するものであるとは思えない。イスラムには、ユダヤ教やキリスト教の聖職者のように聖書に精通して信徒に神のメッセージを告げるような、聖職者はいない。モスクと呼ばれるイスラムの会堂では自然的に男子の跪拝があるのみである。 イスラム社会 現在のイスラムではいくつかの伝統的な規律がある。コーランは、その断片がアラビヤ語でモスクの尖塔から読み上げられる。男性は決められた時間に跪拝する。妊娠可能な年齢期の女性はその肌を他人に見せないように布で覆う。食品は豚肉を食べること血を飲むことが禁止されるが、コーランは厳禁してはいない。断食にしても、やむをえない事情を考慮する。 イスラムのマグマ イスラムの起源は格差社会の覚醒である。少数の富者による富の独占と、貧に追い込まれる者から成り立つ社会はいつでも、イスラムのマグマが噴出する温床となる。富の還元を忘れた政治は立ち行かないことをコーランは教える。コーランは、その書いてあることとは裏腹に現世ご利益が目的である。イスラムは政治と宗教一致の政党宗教である。 邦訳者への謝辞 わたしは、井筒俊彦氏の邦訳本を読み、かつキー入力したにすぎない。著者の純粋なコーラン研究による注釈は本を読んでいただく必要がある。このサイトの立場は、コーランの卑俗な記述から聖母子の神聖を護ることであり、コーランを攻撃して破壊することではない。 宗教は奴隷解放 ヘブル人全員がエジプトを去ったというのは非現実的である。だから、ユダヤ教は「出エジプト」から始まる。それは肉体の奴隷状態からの開放であった。ユダヤ教において、「安息日」遵守が最も重要なのは、エジプトに寄留していた彼らの先祖が、休日を知らないでレンガ造りの単純労働をさせられていたことを忘れないためである。またキリスト教において重要なのは、神が受肉されたことを記念することであり、罪の奴隷状態から開放される道を示してくださったことである。人の知恵がもたらす空想ではなく、「全てが終わった」あとに成就した、聖母マリヤとイエス・キリストによる、新しく霊によって生まれるという道である。 イスラムの女性たち イスラムの「女性」は、今日なお奴隷状態である。彼女らに学習する自由や知る権利は無い。「勉強したい」と言った少女の頭に銃弾がぶち込まれた。イスラムの女性たちが声を上げ得ないのは、このような狂信者の暴挙を恐れる故である。彼女らに「イスラム」をどう思うか尋ねるのは酷である。正直に答えたら「死」が待っている。無用心に、彼女らからその言葉を誘ってはならない。 聖母マリヤの愛 彼女らがコーランからではなく聖書から、その正しい注釈から、聖母マリヤの真実の愛を知れば、彼女らは聖母の足元に跪拝するであろう。聖母は彼女らの心を抱き、「さ、お立ちなさい」と促されるであろう。イスラムの女性が開放される時、イスラムに真の幸福が訪れるであろう。女性の武器は「剣」ではなく、「愛」である。彼女らは、男たちとは逆に、奪うよりも与える。いつの日か、彼女らは「ルカによる福音書」を通して、真の愛の尊厳を学ぶのである。インターネットはそれを可能にする情報インフラである。時は迫っている。 俯瞰者は、一人ではない。コーランが何世代にもわたって形成されたのであれば、俯瞰者は複数いる。特に、マホメット在世の場合、俯瞰者の中に気丈の女房が含まれるかもしれない。そうすると、女性の服装や、性に関して異なったニュアンスが生まれる。それでも、その俯瞰者が聖母マリヤの中の信仰と霊性に接していたら、時代は変わったかも知れない。 奪う者と与える者 初期のイスラムはアッラーの名を使った「奪う者」であった。裕福な「異教徒」から財宝を強奪した。いつの世でも、強い者が弱い者から奪うのは当たり前だが、イスラムはアッラーの名によったところに独創性があった。神の名によるもの、仏の名によるものは、強い精神力を生み出す。 その極みが、きわめて特殊な例だが、ドイツのナチス党の所業である。２０世紀、合法的な政党として誕生したナチスは、時代遅れの神の代わりに、法律を制定し、それを神として国民に拝ませた。そして法律の名の下に、核心部分だけ言えば、国内のユダヤ人の財産を組織的に強奪した。普通は戦争に勝たないと金品を強奪できないが、ナチスは他国を攻撃しないで自国のユダヤ人にねらいを定めたのだ。「ホロコースト」は、まず「財産」と「所有者」とを分離して人里離れた所に家畜並みに収容する。その一方で財産を没収し、ナチス党の収入としする。収容した人々はナチス党にとっては処分に困るごみだったのである。ナチスの強力な軍事力は、米国の圧倒的な軍事力の前に屈したが、資金源確保の着眼点は、国民に善悪の判断を許さぬほどに巨悪からのものであった。神をも恐れぬ彼らの所業と、「ナチス」の名は、狂気として封印された。しかし、その名がよみがえることはないという保証はどこにもない。たいていの場合、悪魔の封印期間は１０００年ぐらいなのだから。 イエスご自身は慈善家でも医者でもなかった。律法の背後にある神の愛を伝えに来られたのだ。そして、ご自身の身体を罪のあがないとする道を、天の父のご意志と受け止められた。これによって、キリスト教は与えられるよりも与える宗教となったのだ。 |
| 抜粋 |
| （１）人は精液から まず泥からはじめ、次に一滴の精液、次に血の凝り、次に肉塊の完全に形なしたもの |
| （２）マルヤム 我らはマルヤムの子イーサーにも数々の明らかな徴を与え、かつ聖霊によってこれを強化 |
| （３）イーサー そればかりか「わしらは救世主、神の使徒、マルヤムの子イーサーを殺したぞ」などと言う。 |
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| 「コーラン啓示の履歴」 |
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| 2013/12/29オリジナル教会 （初代代表）笹倉正義 正式名称：（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会 2014/1/14、2014/6/12 2014/1/11（俯瞰者の中に女性が）、2015/7/15-20（奪う者与える者） 2021/4/2(構成の修正) ささくら修道会の聖書：日本聖書協会 口語訳聖書 新約聖書（１９５４年改訳） 旧約聖書（１９５５年改訳） |
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