トビアの書

謝辞：本文の聖句は、バルバロ聖書からの引用です。

謝辞：注釈の聖句は、口語訳聖書(こうごやくせいしょ)からの引用です。

これは子供向けの道徳教育の本である。ユダヤ人に、北王国イスラエルの子孫が、南王国ユダの子孫と合流して、エルサレムを唯一の礼拝場所とすることの正当性が、読みやすい物語として書かれている。北の預言者アモスとナホムの名前がでてくる。 （主な登場人物） （１）トビト：トビアの父、鳥の糞で失明し、余命をはかなむ。 （２）トビア：主人公の青年 （３）サラ：悪霊に夫七人を殺され、処女であることをはかなむ。 （４）天使：旅の道案内、魚の臓器の秘法（トビトの目を治す、サラの悪霊を追い払う）

目次

１章「イスラエル滅亡世代」　 1-10アッシリヤに流されたとき、私もいっしょに連れられてニネベに行った。

２章「トビトの受難」　 2-10私は上の塀の中にすずめがいるのを知らなかった。あたたかい鳥のふんが、

３章「サラの祈り」　 3-17ラファエルが二人（サラとトビト）をいやすために遣わされた。

４章「トビトの律法」　 4-20さて、息子よ、私はメディアのラゲスで、ガバエルに、銀の十タレントを預けた

５章「母の気持ち」　 5-18母は泣きながらトビトに言った、「なぜ息子を旅に出そうと決めたのですか。

６章「悪魔祓い」　 6-17あなたが床に入るときには、魚の肝と心臓をとって、香を燃やす火の上におき

７章「初夜の憂い」　 7-17母は泣いていたが、涙をふいて言った、「娘よ、信頼しなさい、天の主がおまえ

８章「まことの心で」　 8-5彼女は立ちあがり、保護を願って、ともに主に祈り始めた。トビアはこう祈った、

９章「血族の信義」　 （9-5） ガバエルは封印したままの袋を数えて彼に渡し、それをらくだにのせた。

１０章「慶びの別れ」　 (10-13) 私は、おまえと娘のサラの子を見るまで生きていたい。

１１章「おまえが見える」　 (11-9) 母は息子に走りよって、その首を抱いて言った、「いま私は死んでも

１２章「信仰を試した」　 (12-2) 父よ、彼のしてくれた奉仕のために、どれくらいやればよいでしょうか。

１３章「みなユダヤ人に」　 13-16実に、エルサレムは建て直され、その家は代々にとどまる。

１４章「ニネベの罰」　 (14-8) 子どもたちよ、真実に神に仕え、そのみ心にかなうことを行え。