コリント人への第一の手紙

謝辞：聖句は全文、日本聖書協会の口語訳聖書(1954年版）からの引用です。 
分派、派閥はイエス・キリストの信者にしても避けられない。カトリックでもプロテスタントでもそれはある。新しく誕生する教会でもそれはあるのだ。。「十字架の言葉」、「信仰と希望と愛」など、パウロ神学の真髄に触れる思いのする記事がある。信徒の中に、不品行のある者がいることを聞いて、その者を取り除いてしまいなさい、と命じている。（しかし、その男は有力者だったようで、うまくいかなかった）。カトリックの女性信者がベールをかぶっているシーンは誰でも知っているが、その根拠がここにある。パウロはエペソでもアクラとプリスカ夫妻の家の教会にやっかいになっていて、それはガイオからの借家であろう。この手紙はその「家の教会」で書かれている。
　 
目次 
１．冒頭の挨拶　(1-1-9)キリスト・イエスの使徒となったパウロと、兄弟ソステネから、コリントにある神の教会
２．分争、分派を叱る　(1-10-17)わたしをつかわされたのは、バプテスマを授けるためではなく、福音を宣べ
３．十字架の言　(1-18-25)神の愚かさは人よりも賢く、神の弱さは人よりも強いからである
４．神の選びを思いなさい　(1-26-31)どんな人間でも、神のみまえに誇ることがないためである
５．霊と力との証明　(2-1-5)わたしがあなたがたの所に行った時には、弱くかつ恐れ、ひどく不安であった
６．神の知恵　(2-6-16)わたしたちが受けたのは、この世の霊ではなく、神からの霊である
７．分派の原因　(3-1-9)兄弟たちよ。わたしはあなたがたには、霊の人に対するように話すことができず
８．教会の土台をすえる　(3-10-23)すえられている土台以外のものをすえることは、だれにもできない
９．神の奥義の管理者　(4-1-5)管理者に要求されているのは、忠実であることである
１０．信徒、使徒それぞれの心得　(4-6-14)わたしたちは、全世界に、天使にも人々にも見せ物にされた
１１．テモテの派遣　(4-15-17)キリスト・イエスにあって、福音によりあなたがたを生んだのは、わたしである
１２．不品行な者を除き　(4-18-21)-(5-1-13)前の手紙で、不品行な者たちと交際してはいけないと書いた
１３．信徒は信徒が裁きなさい　(6-1-11)教会で軽んじられている人たちを、裁判の席につかせるのか
１４．不品行をさけなさい　(6-12-20)からだは不品行のためではなく、主のためであり、主はからだの
１５．信徒の男女関係（１）　(7-1-16)あなたがたが書いてよこした事について答えると、男子は婦人に
１６．信じた時のままでいなさい　(7-17-24)主から賜った分に応じ、また、神に召されたままの状態に
１７．信徒の男女関係（２）　(7-25-40)もし妻に結ばれているなら、解こうとするな。妻に結ばれていな
１８．供え物の飲食への配慮（１）　(8-1-13)それに「教育されて」偶像への供え物を食べるようになる
１９．使徒の権利　(9-1-18)わたしとバルナバとだけには、労働をせずにいる権利がないのか
２０．宣教に対する態度　(9-19-23)すべての人のようになった。なんとかして幾人かを救うためである。
２１．宣教で第一位　(9-24-27)わたしは目標のはっきりしない走り方をせず、空を打つような拳闘はしない
２２．故事は、私たちへの訓戒　(10-1-12)立っていると思う者は、倒れないように気をつけるがよい
２３．試練について　(10-13-15)試練と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さる
２４．キリストの記念　(10-16-17)パンがひとつであるから、わたしたちは多くいても、ひとつのからだなの
２５．供え物の飲食への配慮（２） 　(10-18-33)飲むにも食べるにも、また何事をするにも
２６．頭のかぶりものについて　(11-1-16)女がおおいをかけずに神に祈るのは、ふさわしいことだろうか
２７．利益にならない集会　(11-17-34)ほんとうの者が明らかにされるためには、分派もなければなるまい
２８．霊の賜物について　(12-1-11)聖霊によらなければ、だれも「イエスは主である」と言うことができない
２９．身体の各部分の役割　(12-12-31)からだのうちで他よりも弱く見える肢体が、かえって必要なので
３０．愛を求めなさい　(13-1-13)信仰と希望と愛と、この三つである。このうちで最も大いなるものは、愛で
３１．異言と未信者　(14-1-33)初心者の席にいる者は、あなたの感謝に対して、どうしてアァメンと言えよう
３２．婦人は黙っていなさい　(14-34-36)教会で語るのは、婦人にとっては恥ずべきことである
３３．預言の推奨と福音　(14-37-40)-(15-1-11)わたしは彼らの中のだれよりも多く働いてきた
３４．死人の復活について (15-12-50)わたしたちは神にそむく偽証人にさえなるわけだ
３５．死についての奥義　(15-51-58)堅くたって動かされず、いつも全力を注いで主のわざに励みなさい
３６．献金、消息、その他の依頼事項　(16-1-14)テモテが着いたら、あなたがたの所で不安なしに過
３７．結びの言葉　(16-15-24)アクラとプリスカとその家の教会から、主にあって心からよろしく
　

2010/10/29(土)、2011/2/13（日）
オリジナル教会初代代表　笹倉正義
2013/4/20-21（文番号入力と注釈の推敲）