ささくら修道会の「労働」理念

われわれの理念は、「聖母子」の宣教と「労働」である。ここでは信仰を基（もとい）とする「労働」について述べる。労働には「働かされる」という受動的なものと、「創意工夫」という能動的なものとがある。受動的なものには「休み」を与えなければならない。

(1)「安息日」 安息日とは、旧約聖書すなわちユダヤ人の経典に書かれた律法のひとつであり、絶対的な「労働禁止の日」のことである。これは人が決めた法律ではなく、モーセが神から授かった「十戒（じっかい）」のひとつなのである。なぜ国民を休ませることがそんなに重要なのであろうか。 ユダヤ人の先祖であったヘブル人は、飢饉（ききん）からのがれるためにエジプトに下った。奇（く）しくも、エジプトの宰相になっていたヨセフが彼らを保護し、エジプトに住まわせた。ヘブル人は、精力旺盛で、爆発的に増え続けた。それに恐れを感じた王ファラオは、彼らを弾圧し、レンガ造りの単純労働をさせ、365日働かせた。王族として育てられたモーセは、帝王学や軍事に長けていたが、彼らの重荷を見ていた。彼らの唯一の安息は、「死」であった。死は彼らにとって、恐れるものではなく、親しげなものだったのである。モーセはそれを見ていた。 だからこそ、彼がヘブル人をエジプトから導き出した時に。彼らに与えたのが「休日」だったのである。しかし、人の決める「休日」では、民に徹底されない。休ませてもらえない者も出る。その「休日」は神エホバからのものでなくてはならない。

十戒(じっかい)　　「出エジプト記」　　「申命記」　 (1)あなたはわたしのほかに、なにものをも神としてはならない。 (2)あなたは自分のために、刻んだ像を造ってはならない。 (3)あなたは、あなたの神、主の名を、みだりに唱えてはならない。 (4)安息日を覚えて、これを聖とせよ。 (5)あなたの父と母を敬え。 (6)あなたは殺してはならない。 (7)あなたは姦淫してはならない。 (8)あなたは盗んではならない。 (9)あなたは隣人について、偽証してはならない。 (10)あなたは隣人の家をむさぼってはならない。

安息日は、「神」の次に置かれている、順位の高いものである。

(2)受動的な労働と能動的なもの

ところで、この「休み」の充実感は、労働する者に与えられるものである。怠け者、遊びほうける者には、空しさを味わう時間となるのである。 人生の目的を「遊び」とするか、「労働」とするかで、「むなしさ」を味わうか「安息」の充実で満たされるかの結果を得ることになる。とりわけ若いときに遊びまくれば、その晩年は何をしてもおもしろくなく、空しい日々を送る。若いときに労働を楽しめば、その晩年は何をしても満たされる。 労働にも二通りある。ひとつは「使役される」という受身の労働である。これは「しんどい」時間であり、休日はうっぷんを発散させるために「遊ぶ」ことになる。もうひとつは「進んでする」という能動のそれである。後者のそれに与えられる休日はそれ自体充電に使われる。 ただ、進んでする「創意工夫」は、組織の中では目立たないように気を配る知恵も必要である。嫉妬や敵意をもたらす可能性があるからである。 (3)ささくらまさよしの場合 73歳となったわたしの仕事はふたつある。ひとつは「分譲マンションの管理人」としてのそれであり、もうひとつはこの「キリスト教会の取説」作成である。どちらも強制されるものはなく、能動的に取り組んでいられる。その先には、「修道会の設立」という仕事もある。 疲れることはあるが、空しさはない。仕事それ自体が充実をもたらすからであろう。とことん働いた後に得られるのが「安息」であればありがたい。むなしく世を去るのではない。聖母子、テオピロ、ルカ、パウロ、ペテロ、女性たち、キリスト教の完成と布教に携わった人々もそうであろう。彼らは繰り返される人の世に、カトリック教会とともに、いつまでも存続する。

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ささくら修道会の宣教理念

オリジナル教会の権能：「あなたの思うがままに作成してよい」 拝受者：　（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会代表　笹倉正義 通称：オリジナル教会 2020/6/25、7/2

（ささくら修道会規約）当会の用いる聖書は、口語訳聖書または文語体聖書に限られる。例外として、バルバロ聖書差分を、正式文書に加える。これ以外の、聖書の引用は厳禁される。日本語以外の聖書については、文語体聖書の内容に準じるものとする。異端文例（Today's English Version)世事に迎合した改編文章など異端以外の何ものでもない。（異端：=故意に対立すること）

聖句引用：日本聖書協会　口語訳聖書 新約聖書（１９５４年改訳） 旧約聖書（１９５５年改訳） バルバロ聖書（旧約差分）

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