２（２２）ゴリアテ ２（２２）ゴリアテ
| 2-244お前見なかったのか。例の、死ぬのが嫌で何千人も一度に家から出て行った連中を。あの時、アッラーは彼らに「死んでしまえ」と仰（お）しゃった。だがまた生きかえらせておやりになった。まことにアッラーは人間に恵みをたれ給う。だが人間の方では、大抵の者は有難いとも思わない。 旧約聖書（エゼキエル書） 37-1主の手がわたしに臨み、主はわたしを主の霊に満たして出て行かせ、谷の中にわたしを置かれた。そこには骨が満ちていた。37-2彼はわたしに谷の周囲を行きめぐらせた。見よ、谷の面には、はなはだ多くの骨があり、皆いたく枯れていた。37-3彼はわたしに言われた、「人の子よ、これらの骨は、生き返ることができるのか」。わたしは答えた、「主なる神よ、あなたはご存じです」。 2-245汝ら、アッラーの道に戦えよ。アッラーはすべてを聞き、あらゆることを知り給うと心得よ。2-246アッラーに素晴しい貸付けをする者はいないか何倍にもしてそれを返却して戴けるぞ。アッラーはその御掌をつぼめるも、ひろげるも（自由自在）。そして汝らはすべて、ついにはそのお傍に戻される身。 2-247お前ムーサーの（死）後、イスラエルの子らが開いた例の合議会の模様を見なかったか。あの時、みんなが予言者に向って「我らに王を立てて下され。そしたら我らも、アッラーの道で大いに戦いましょう」と頼んだら、「いざ戦えということに決められたら、お前たち、戦わないのではないかな」と予言者が言った。そしたら彼ら、「なんで我らが、アッラーの道で戦わないでおられようぞ。我らは家を追われ、子供たちから引き離された身ではないか」などと言ったくせに、いざ戦いの命令が本当に出たとなったら、ごく少数の者以外はみんな背を向けてしまった。アッラーは不義なす者どものことは全部御存知におわすぞ。 エジプトの王族の身分で育ったレビ族のモーセの跡を継いだのは、エフライム族のヨシュアであった。ヨシュアの死後、ヘブルの民の危機の度にさばき司が立てられる （１）ヨルダン川を渡る神兆 旧約聖書（ヨシュア記） 3-14こうして民はヨルダンを渡ろうとして天幕をいで立ち、祭司たちは契約の箱をかき、民に先立って行ったが、3-15箱をかく者がヨルダンにきて、箱をかく祭司たちの足が水ぎわにひたると同時に、－－－ヨルダンは刈入れの間中、岸一面にあふれるのであるが、－－－3-16上から流れくだる水はとどまって、はるか遠くのザレタンのかたわらにある町アダムのあたりで、うず高く立ち、アラバの海すなわち塩の海の方に流れくだる水は全くせきとめられたので、民はエリコに向かって渡った。3-17すべてのイスラエルが、かわいた地を渡って行く間、主の契約の箱をかく祭司たちは、ヨルダンの中のかわいた地に立っていた。そしてついに民はみなヨルダンを渡り終わった。 （２）兵士の数を絞る神兆 旧約聖書（士師記） 7-5そこでギデオンが民を導いて水ぎわに下ると、主は彼に言われた、「すべて犬のなめるように舌をもって水をなめる者はそれを別にしておきなさい。またすべてひざを折り、かがんで水を飲む者もそうしなさい」7-6そして手を口にあてて水をなめた者の数は三百人であった。残りの民はみなひざを折り、かがんで水を飲んだ。 （３）イスラエルの民、王を望む 旧約聖書（サムエル記上） 8-4この時、イスラエルの長老たちはみな集まってラマにおるサムエルのもとにきて、8-5言った、「あなたは年老い、あなたの子たちはあなたの道を歩まない。今ほかの国々のように、われわれをさばく王を、われわれのために立ててください」。8-6しかし彼らが、「われわれをさばく王を、われわれに与えよ」と言うのを聞いて、サムエルは喜ばなかった。そしてサムエルが主に祈ると、8-7主はサムエルに言われた、「民が、すべてあなたに言う所の声に聞き従いなさい。 彼らが捨てるのはあなたではなく、わたしを捨てて、彼らの上にわたしが王であることを認めないのである。8-8彼らは、わたしがエジプトから連れ上った日から、きょうまで、わたしを捨ててほかの神々に仕え、さまざまの事をわたしにしたように、あなたにもしているのである。8-9今その声に聞き従いなさい。ただし、深く彼らを戒めて、彼らを治める王のならわしを彼らに示さなければならない」。 2-248ところで予言者が彼らに、「アッラーはタールートを王としてお立てになった」と告げたら、彼らは言った。「なんであんな者に我々の王となる権利がある。我々の方があんな者よりずっと王様に向いているのに。だいいち、あいつには財産だってありはしないではないか」と。（予言者は）これに答えて言った、「かしこくもアッラーが彼を選んで汝らの上に立て、彼に並はずれた智恵と体躯とをお授けになったのだぞ。アッラーは誰なりと御心のままに王者の資格をお与えになる。アッラーは広大無辺、そして一切のことを知り給うのだ」と。 タールート：イスラエルの初代王サウルのつもりらしい 2-249預言者は更に言葉をついで、「彼の王者たることを示す 2-250さてそのタールートが軍勢をひきつれて出で立つ時、彼は言った、「いいか、アッラーはお前たちを川でもっておためしになるぞ。その水を飲む者はわしの兵ではない。その水を味わおうとしない者はわしの兵だ。但し ジャールート：ペリシテ人の巨漢ゴリアテのつもりらしい。また、水を飲む姿勢によって、兵を選別した故事は 2-251かくて彼ら、ジャールートとその軍勢に立ち向って行く時、「我らが主よ、我らの上に不撓の精神を注ぎかけ給え。我らの （サムエル記上） 17-37ダビデはまた言った、「ししのつめ、くまのつめからわたしを救い出された主は、またわたしを、このペリシテびとの手から救い出されるでしょう」。サウルはダビデに言った、「行きなさい。どうぞ主があなたと共におられるように」。 17-50こうしてダビデは石投げと石をもってペリシテびとに勝ち、ペリシテびとを撃って、これを殺した。ダビデの手につるぎがなかったので、17-51ダビデは走りよってペリシテびとの上に乗り、そのつるぎを取って、さやから抜きはなし、それをもって彼を殺し、その首をはねた。ペリシテびとの人々は、その勇士が死んだのを見て逃げた。17-52イスラエルとユダの人々は立ちあがり、ときをあげて、ペリシテびとを追撃し、ガテおよびエクロンの門にまで及んだ。そのためペリシテびとの負傷者は、シャライムからガテおよびエクロンに行く道の上に倒れた。 2-253以上はアッラーの下し給う神兆であって、我ら自らその真理を汝に告げ聞かすものであるぞ。すなわち汝は真に神の使徒の一人なのじゃ。2-254かの（汝より先の代に遣わされた）使徒たちについても、我らはそれぞれに差別して待遇しておいた。すなわちその或る者にはアッラー御自ら言葉をかけ給うたし、また或る者には何段も高い階位をお授けになった。 我らはマルヤムの子イーサーにも数々の明らかな 2-255汝ら、信徒の者、我らが汝らに授けてやった糧を（施しものとして）使うのだぞ。取り引きも、友情も、取りなしもない（最後の審判の）日がやって来る前に信仰なき人々こそ真に不義の 2-256アッラー、此の生ける神、永遠の神をおいて他に神はない。まどろみも |
| 次へ |
 |
 |