ベツレヘムのオーロラ

西暦が始まろうとする時代、ベツレヘム近郊で野宿し、羊の番をしていた者たちが、天の異象を体験した。また、ベツレヘムに救い主が生まれた、その幼子は飼い葉おけに寝かせてある、という御使の声を聞きいた。さらには、天からの合唱があった。羊飼いたちの言語は、バビロンとペルシャの捕囚時代の影響を受けたアラム語であったろう。天の声は、アラム語として意味あるものに聞こえたのだ。 そして、それらの異象が去ったとき、「おい、きいたか？」と、方々（ほうぼう）から集まった羊飼いたちが、ベツレヘムとやってきたのだった。当時、羊飼いたちは、差別されていた人々で、町の中に入ってくることはなかったので、騒ぎに起き出した住民たちは驚いた。 そして、彼らが、飼い葉おけの幼子を捜していると聞いて、二度びっくりした。そして、飼い葉おけに寝かされた幼子と、その両親を見て、主の言葉どおりだったと感動し、住民にその顛末（てんまつ）を話して聞かせた。驚いた住民たちは、夜空を見上げたが、そこはいつもの星々が輝いているだけだった。 しかし、マリヤは、これらの騒動を心に留めていた。そして、30年後、その話を異邦人ルカにしたのだった。ルカは、エルサレムからはそう遠くないベツレヘムに出かけ、住民にその話を覚えている者を捜したのだった。生き残っている住民の中に、その話を記憶していた者がいたからこそ、ルカは、このイエス誕生にまつわる話を記事にできたのである。

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いろいろ聖書　　　　ささくら宗の聖書

オリジナル教会（説明書作成の霊的権威付与教会、「思うがままに作成してよい」） 初代代表　笹倉正義 正式名称：（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会 聖句引用：日本聖書協会　口語訳（こうごやく）聖書 新約聖書（１９５４年改訳） 旧約聖書（１９５５年改訳） バルバロ聖書（差分文書） 2019/5/13、12/24（赤を白に、背景を青に）、2021/4/15