１章「マルセイユ−到着(とうちゃく)」

帆船ファラオン号の一等運転士と会計係の確執。これがこのドラマの火種である。モンテクリスト島、エルバ島の王ナポレオンもキーワードである。今フランスは、皇帝ナポレオンをエルバ島の主に封じ、ルイ十八世の御世になっている。マルセイユでは、王党派に勢いがあり、ナポレオン派は落ち目である。

目次

１（１）帆船の入港　1-1-1-1西暦１８１５年２月２４日、ノートル・ダム・ドウ・ラ・ガルドの見張所では、スミルナ、トリエスト、ナポリからやってきた、三本マストのファラオン号が見えたという合図をした。

１（２）ダングラール　1-1-2-7一方ダンテスは、いましがたダングラールという名で呼ばれ、いまケビンから出て船主のほうへものものしく歩みよって来た男に話をゆずって

１（３）エルバ島の主　1-1-3-14「では、陛下にもお目にかかったんだな？」。1-1-3-15「わたしが元帥のところにおりますと、、そこへはいっておいでになりました」。

１（４）船主の好意　1-1-4-25「そうだった、ダンテス君。1-1-4-26わたしはすっかり忘れていたが、カタロニヤ村には、お父さんと負けず劣らず君の帰りを待っている人がいたんだな。1-1-4-27あのべっぴんのメルセデスさんが」。

１（５）決闘沙汰　1-1-5-29「だがダンテス君」と、船主（ふなぬし、せんしゅ）はたずねた。1-1-5-30「もしも君がファラオン号の船長になったとして、ダングラールを喜んで君の手許（てもと）に置くつもりかね」。

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引用者：2016/2/19、6/13　（笹倉宗）聖母マリヤ福音教会
通称「オリジナル教会」　初代代表者　笹倉正義
ささくら修道会
2016/7/18