１１． １１．
| 女性が子を産める期間は限られている。その期間、毎月、膣から体外に血の塊が排出されて、胎を正常に保っている。 マリヤさまのおばあちゃんであり、ザカリヤの妻であるエリザベツは、この月の物の排出が止まって久しい老女だった。彼女は子を産んだが、その子には明らかな欠損が見られた。身体に欠損があれば、祭司の職を務めることはできない。その子は、荒野に逃避して育った。その子の名はヨハネ、後の洗礼者ヨハネである。 アロン家の娘の一人であるエリザベツの親戚にマリヤさまがおられた。まだ成人（女子は１２歳）になる前、初潮のこないうちに、彼女は妊娠した。その子は、「イエス」と名づけられた。人々は、ゾロバベルの末裔（まつえい）であるヨセフの子であると考えていた。 これらの二人の子は、「女が産み出す者が、どうして清くありえよう」と嘆く宗教哲学者の思惑を超えた存在であることがわかる。 |
| 「ルカによる福音書」のヨハネ 1-63ザカリヤは書板を持ってこさせて、それに「その名はヨハネ」と書いたので、みんなの者は不思議に思った。1-64すると、立ちどころにザカリヤの口が開けて舌がゆるみ、語り出して神をほめたたえた。1-65近所の人々はみな恐れをいだき、またユダヤの山里の至るところに、これらの事がことごとく語り伝えられたので、1-66聞く者たちは皆それを心に留めて、「この子は、いったい、どんな者になるだろう」と語り合った。主のみ手が彼と共にあった。 （中略） 1-80幼な子は成長し、その霊も強くなり、そしてイスラエルに現れる日まで、荒野にいた。 「ルカによる福音書」のイエスさま 2-39両親は主の律法どおりすべての事をすませたので、ガリラヤへむかい、自分の町ナザレに帰った。2-40幼な子は、ますます成長して強くなり、知恵に満ち、そして神の恵みがその上にあった。 |
| どうして清くありえよう |
| 「ヨブ記」14章 14-1女から生まれる人は 日が短く、悩みに満ちている。 14-2彼は花のように咲き出て枯れ、 影のように飛び去って、とどまらない。 14-3あなたはこのような者にさえ目を開き、 あなたの前に引き出して、さばかれるであろうか。 14-4だれが汚れたもののうちから清いものを 出すことができようか、ひとりもない。 かわいそうな哲学者 |
| この記者は、女性の膣から体外に血の塊となって排泄されるものを汚いと思っている。その胎（はら）から生まれでる者もまた、「どうして清くありえよう」と断じている。男尊女卑の根源である。哀れな者、おまえは誰から生まれたのか、その者を「母」とは思わないのか。 |
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| ページ制作者：オリジナル教会（初代代表）笹倉正義 （ささくら宗）聖母マリヤ福音教会 ささくら修道会 2017/6/18、2024/8/24 |
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| 聖句引用：日本聖書協会 口語訳聖書 新約聖書（１９５４年改訳） 旧約聖書（１９５５年改訳） |