2(8)犠牲(ぎせい)の牝牛(めうし)

2-63またムーサーがその民に向かって、「かしこくもアッラーは、牝牛を一頭屠り奉げよと汝らに命じておられるぞ」と言ったとき彼らは言った、「お前、我々を愚弄する気か」と。（ムーサーは）言った、「神よ守り給え、私が暗愚のやからの一人には成りませんように」と。彼らは言った、「お前の神様にお願いしてごらん、どんなのがいいのかはっきりさせて下さいとな。」それに答えて（ムーサーは）言った、「かしこくも（アッラーは）、老い過ぎたのでもなく若すぎるのでもなく、その中間の丁度年頃のいい牝牛だと仰せられる。お前たちは命令どおりにすればよいのだ」と。 2-64彼らは言った、「お前の神様にお願いしてごらん、どんな色のがいいのかはっきりさせて下さいとな。」（ムーサーは）言った、「かしこくも（アッラーは）、黄色の牝牛、眼のさめるような黄の色で観る者の目を楽しませる如きものを、と仰せられる。」2-65彼らは言った、「お前の神様にお願いしてごらん、どんなのがいいのか（もっと）はっきりさせていただきたいって。何しろ我々にはどの牛もみんな同じに見えるので。とにかくアッラーの御心ならば、丁度いいのが見つかるだろう。」 2-66（ムーサーは）言った、「耕作に使われ、畑の水まきをする卑しい牛ではなく、完全で無疵（むきず：＝Shift JIS）で雑色のない牝牛、との仰せだ。」彼らは言った、「やっと本当のことを言ったな」と。こうして彼らはそのような（牝牛）を犠牲に供したが、すんでのことでやらないところだった。 （民数記） 19-1主はモーセとアロンに言われた、19-2「主の命じられた律法の定めは次のとおりである。すなわち『イスラエルの人々に告げて、完全で、傷がなく、まだくびきを負ったことのない赤い雌牛を、あなたのもとに引いてこさせ、19-3これを祭司エレアザルにわたして、宿営の外にひき出させ、彼の前でこれをほふらせなければならない。 2-67さて汝らが一人の人間を殺して、互に罪をおしつけ合ったときのこと。アッラーは、いかに汝らが包み隠そうとしても、皆明るみにあばき出す。2-68あの時、我らは命じた「あれの一片でその男を打って見よ」と。こうしてアッラーは死者を甦らせ、いろいろの神兆をお示しになってなんとか汝らにわからせようとなさるのだ。 復活の安直化。イエスの復活を軽くするため。なお、赤い牝牛の肉は焼かれているので、一片などない。ちなみに、今までのところ、ユダヤ教では重要な役割を担うアロン家のことが書かれていない。イエスは「ルカによる福音書」を慎重に読めば、聖母マリヤはアロン家ゆかりの者であることがわかる。 （民数記） 19-4そして祭司エレアザルは、指をもってその血を取り、会見の幕屋の表に向かって、その血を七たびふりかけなければならない。19-5ついでその雌牛を自分の目の前で焼かせ、その皮と肉と血とは、その汚物と共に焼かなければならない。19-6そして祭司は香柏の木と、ヒソプと、緋の糸とを取って雌牛の燃えているなかに投げ入れなければならない。 2-69ところがその後、汝らの心はこちこちに硬化して巌石のようになった、いや、石よりもなお硬くなった。巌石なら（いくら硬いと言っても）河川の奔出するものもあれば、またぱっくりと裂け割れて水の出るものもあり、それどころか神を怖れて崩壊するものもある。だがアッラーは決して汝らの所業をぼんやり見過し給うわけではないぞ。

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キリスト教会に行くための取説

2013/7/11オリジナル教会　（初代代表）笹倉正義 正式名称：（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会 2021/7/30(疵)Shift-JIS 聖句引用：日本聖書協会　口語訳聖書 新約聖書（１９５４年改訳） 旧約聖書（１９５５年改訳）