２（１５）聖殿巡礼 ２（１５）聖殿巡礼
| （イスラム）聖戦に倒れた者 2-149アッラーの路に斃れた人々のことを死人（しびと）などと言ってはならぬ。否、彼らは生きている。ただ汝らにはそれがわからないだけのこと。 （イスラム）試練について 2-150勿論我らは一寸こわい目に合わせたり、飢えで苦しめたり、また財産、人命、収穫などの損傷を与えたりして汝らを試みることはある。が、お前は（そんな時）忍耐強く堪えている者どもには喜びの音信を伝えてやるがよい。2-151つまり災難に襲われた時「まことに我々はアッラーのもの。我々はやがてアッラーのお傍に還らせて戴ける身」と口ずさむ人々には。2-152ほんとうにこういう人々の上にこそ神様の祝福とおめぐみが下される。これこそ正しい道を歩む人々。 キリスト教にも患難について書かれたものがある。パウロの手紙である。このコーランは、民衆への語り口のようなところがある。それは、聖書にはない。 パウロ神学（患難について） （イスラム）聖殿巡礼について 2-153まことにサファーとマルワとはアッラーの聖跡の一部であるから、聖殿巡礼をする人や、聖地 （イスラム） 2-154我らが下した明瞭な神兆や正しい導きを包み隠す者ども、我らが人々のために聖典の中であれほどはっきりと示してやったのに、なおもそれを隠して見せまいとする者ども、そのような人々は必ずやアッラーの呪いを受け、呪う人々の呪いを受けるであろう。2-155但し、思い直して行いを改め、（神兆）を堂々とみんなに見せる人々は別じゃ。そういう人々には、わしの方からも思い直してやろうぞ。元来、わしはよく思い直す（して罪を赦す）。わしの慈愛には限りがない。 2-156しかし信仰を拒否し、無信仰の身で死ぬ人々、そういう人々の上にはアッラーと天使と全人類の呪いがかかろうぞ。2-157彼らはその（呪い）の中に永遠に住まう、刑罰を軽くしても貰（もら）えないままに。 （イスラム）アッラーは 2-158汝らの神は唯一なる神。そのほかに神は絶対にない。慈悲深く、慈愛あまねき御神。 2-159まことに天と地の創造の 2-160それなのに或る人々はアッラーをさし このように言われると、アッラーは唯一神というよりは、人を支配したい魔王という印象を受ける。 2-161それまでみんなを（偽りの宗教で誘惑して）ひっぱって来た人たちが、そこまでついて来た人々をつっ放して素知らぬ顔をし、みんなが天譴をまのあたりに目撃し、そして両方をつないでいた絆がぷっつり切れる時、2-162そして、ついて来た方の連中が「ああ、せめてもう一度、わしらに逆もどりが許されればなあ。そうしたら今彼らがわしらをつっ放したように、今度はわしらの方で彼らをつっ放してやろうものを」という。こうしてアッラーは人々に自分のなして来たこと（の愚かさ）を目のあたり示し給う。もうそうなっては後悔もさきに立たず、 2-163さあ、みなの者、地上にあるもののうち、許された、善きものを食うがよい。だが決してシャイターンの足跡を追うてはならぬぞ。まこと彼こそは、汝らに公然と仇なす者。2-164彼が汝らに勧めることは悪事と |
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