9.理想郷(りそうきょう)

強い種が生き残れるのではなく、環境の変化に対応できる種が生き残ります。恐竜を絶滅させるような環境の変化にも生き残った種があります。わたしたちも自らが変化させている環境の中で生きていかねばなりません。それは人類という種の営みですから、その営みの結果は受け入れる必要があります。そこに神を持ち出すのはお(かど)違いです。普段は神のことなど考えもしないのに、困窮したら神を思い出すとは、旧約聖書のイスラエルそのものです。しかし、神は自分に立ち帰って来る者たちを捨てられませんでした。

聖母マリヤへの敬慕、イエス・キリストを信じる信仰の力、父なる神と聖霊、それらを自らのものとする私たちは、どのような環境の変化にも対応できるでしょう。信仰の兄弟姉妹、子供たち、あなたがたの上に、父なる神からの豊かな祝福があるように。今日を感謝して生きてください。自分を愛するように、あなたの隣人を愛してください。神の国は実に私たちの只中にあるのですから。
 
(ルカによる福音書)17-20神の国はいつ来るのかと、パリサイ人が尋ねたので、イエスは答えて言われた、「神の国は、見られるかたちで来るものではない。17-21また『見よ、ここにある』『あそこにある』などとも言えない。神の国は、実にあなたがたのただ中にあるのだ」。 
  
 
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2013/2/24 (ささくら修道会)聖母マリヤ福音教会・「取説」担当 笹倉正義
通称:OCC または オリジナル教会
 
聖句引用:日本聖書協会 口語訳聖書
旧約聖書(1955年改訳)
 
新約聖書(1954年改訳)