石川の魚と健康器（能率手帳データ・1971年8、9月）

信仰に関連付けられて

「ヘブル人への手紙」4章　信仰に結びつく 4-2というのは、彼らと同じく、わたしたちにも福音が伝えられているのである。しかし、その聞いた御言は、彼らには無益であった。それが、聞いた者たちに、信仰によって結びつけられなかったからである。

「縁側で日向（ひなた）ぼっこして過ごすならいざ知らず、働くには健康が不十分です。働くに充分な健康になれるなら、その分、寿命が半分になってもかまいません」との、交換条件をつけてお願いした。その願いは、すーっと夜空に吸い込まれ、その反動を感じたのだった。 その願いの場所は、石川にかかる石橋の上で、歩きながらのお願いであった。晴天が続き、その石川の流れが細くなり、ついに水たまりが点在するまでになった。その日も見事な夕焼けだった。明日は、その川が石ころの広場になってしまうはずだった。わたしは、そこに生息していた生き物のことを思ったのだった。 「同じ運命」を思いながら寝付いたが、その未明、ザーッという雨音に目が覚めた。雨は終日続き、帰りには石川は濁流に変わっていた。「同じ運命」と思ったことを、わたしは恥じた。 時を同じくして、わたしは、職場に置いてあった松下電工のカタログを何となく見ていた。ふと「ナショナル健康器」の広告に目をとめた。そのカタログは古いものだったし、松下電工らしくない製品に思えたので、今もそれがあるかどうかはわからないと思った。それで、日本橋(にほんばし)の電気街(いまは寂れている)に行って、今もあるかどうか確認しようとした。電気街の端から端まで探して歩いたが、どこでも首をかしげられた。「ここでだめなら」と思って入った店で初めて反応があった。若い社員が、二階に上がり製品のパンフレットを持って戻ってきた。わたしは、「それを買います」と言った。値段も聞かずに注文するかという顔をされたが、わたしはうれしくなった。店を出た時、看板を見たのだろうか、「キタ商店」だったような。日本橋は職場から東に歩いてすぐにあったのだった。

戻る

プロテスタント時代

「思うがままに作成してよい」 オリジナル教会（初代代表）笹倉正義 正式名称：（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会 2019/5/11、2024/11/23 ささくら修道会指定：日本聖書協会　口語訳（こうごやく）聖書 新約聖書（１９５４年改訳） 旧約聖書（１９５５年改訳） バルバロ聖書（旧約差分）

聖書の「らい病」について