３（７）神の国が近づいた

新約聖書「マルコによる福音書」
1-14ヨハネが捕えられた後、イエスはガリラヤに行き、神の福音を宣べ伝えて言われた、1-15「時は満ちた、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信ぜよ」。

イエス自身が「神の国は近づいた」と言っておられるので、神の国はまだ来ていないのだ。今だからわかることだが、「神の国」とは、霊的な、キリスト教の国のことである。

イエスは、ある時、他のユダヤ人と同じように、ヨハネからヨルダンの水で洗われた。その時、聖霊が降ったと記してある。これはイエスが特別な存在であったしるしである。

新約聖書「マルコによる福音書」
1-9そのころ、イエスはガリラヤのナザレから出てきて、ヨルダン川で、ヨハネからバプテスマをお受けになった。1-10そして、水の中から上がられるとすぐ、天が裂けて、聖霊がはとのように自分に下って来るのを、ごらんになった。1-11すると天から声があった、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である」。

新約聖書「ルカによる福音書」
3-21さて、民衆がみなバプテスマを受けたとき、イエスもバプテスマを受けて祈っておられると、天が開けて、3-22聖霊がはとのような姿をとってイエスの上に下り、そして天から声がした、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心にかなうものである」。

弟子たち、イエスをキリストと信じる人々に聖霊が降るのは、イエスが復活、昇天されてからのことなのである。

新約聖書「使徒行伝」
2-1五旬節の日がきて、みんなの者が一緒に集まっていると、2-2突然、激しい風が吹いてきたような音が天から起こってきて、一同がすわっていた家いっぱいに響きわたった。2-3また、舌のようなものが、炎のように別れて現れ、ひとりびとりの上にとどまった。2-4すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出した。

この時は、まだ天地創造でいえば、まだビッグバンの状態であった。ほどなく、ルカがテオピロに献呈した報告書、イエスと母マリヤのことが書かれた小冊子が、アンテオケで配布された。平行して朗読会が、テオピロの邸宅ではじまった。多くのギリシャ人（ユダヤ人でない人々）がこの新しい神を信じはじめた。彼らが、市民が尊敬をこめて「クリスチャン」と呼ぶに及んで、「神の国」は姿を現したのである。

そして、その国の鍵は、現在なおバチカン（カトリック教会総本山）が持っている。バチカンの歴史は、「ミチオ書」で垣間見ることができるだろう。
 
 
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2016/8/7 オリジナル教会（初代代表）　笹倉正義
正式名称：（笹倉宗）聖母マリヤ福音教会
ささくら修道会