７２．妖霊 ７２．妖霊
| 慈悲ふかく慈愛あまねきアッラーの御名において・・・・ 72-1語れ、「わしにお告げがあ下ったぞ。 ---イスラムの威張り散らす孤独な神。ユダヤの神エホバはユダヤ人に対して妬むほどの仲を保とうとされる。キリストの神は、信徒に「天の父」と呼ばれることを恥とされない。イスラム教は、ユダヤ教とキリスト教のどこが完成形であろうか。 72-4尤も我らの中にもアッラーについてとんでもないでたらめを言いふらした馬鹿者もいるけれど。72-5人間にせよ妖霊にせよ、まさかアッラーに対し奉り嘘つくものはあるまいとかねがね思っておったのに。72-6それを、まあ、人間どもの中には、妖霊一族の中でも（特に悪質の）者どもに庇護を求めたりして、ためになお一段と性悪にして貰った者もあるとは。72-7その者どもは、丁度お前たちと同じく、アッラーが（一旦死んだものを）また喚び起すことなぞあり得ないと考えた。 72-8ところでわしら、（高く飛翔して）天に触って見たら、なんと、恐ろしい番兵とぎらぎら光る星で一杯であった。72-9それで、その辺の（安全な）場所に腰を下ろして（天上の御前会議の模様を）聞いてやろうと思ったが、 72-12だが、わしらはじめから思っていた、どのようなことしたとて、とうてい地上でアッラーを出し抜くことなぞできるはずがない、いくら逃げたとて逃げおおせるものではないと。72-13だからこそ、御導きを聞いたとき、その場で信者になってしまったのだ。神様を信仰しておりさえすれば、誰だって（御褒美を）減らされる心配もないし、酷い目に遇わされる心配もない。 72-14とにかくわしらの中にも、すべてを奉げて 72-16もし彼らがどこまでも真直ぐに（正しい）道を進んで行くつもりなら、我らはこれに 72-18すべて礼拝堂はもともとアッラーのもの。されば（礼拝堂の中で）アッラーと一緒に他の（神）を崇めてはならぬ。72-19ところがアッラーの僕が立ちあがって（アッラー）を崇め始めると、（邪宗徒ども）はいまにもどっと押しよせて来そうな形勢であった。72-20言ってやるがよい、「わしの祈るはただアッラーお独りじゃ。その他の神は一切認めない」と。 ---イスラムが西に進軍してキリスト教会を席巻しだした頃の文章かも知れない。ギリシャ正教のご本尊は聖母子画（イコン）なので、これをはがしたり、塗りつぶしたりした。 72-21言ってやるがよい、「お前がたに 町を攻略できる日 72-26言ってやるがよい、「お前らの頂戴した約束のことがもうすぐ近くまで来ているのか、それとも神様がも少し期間をお置きになるおつもりなのか、このわしにはわからない。（アッラー）だけが目に見えぬことまで全部御存知。その秘密を洩らしていただけるのは、72-27特にお気に召した使徒ばかり。しかもそういう場合には彼の前にも後にも番兵をつけて、72-28主のお言葉を（間違いなく）伝えたかどうか確かめ給う。その者どものすることは一つたりとも見のがしたりはせぬ。どのようなことでも一々勘定していらっしゃる」と。 ---意味不明の言葉の中に真意がある。イスラムの本音は現世ご利益である。 |
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