７０．階段 ７０．階段
| 慈悲ふかく慈愛あまねきアッラーの御名において・・・・ 70-1人あって迫り来る天罰のことを問う。70-2無信仰者の受ける（天罰）、何者も防ぎ得ぬ（天罰）、70-3 70-8大空は溶けてどろどろの銅のごとく、70-9山々は色とりどりに（風に吹き散る）羊毛のごとくなる日、70-10もはや親しい友も友の安否を問いはすまい、70-11たとい顔つきあわせて眺め合ったとて。罪を犯した者は、もしこの日の罰さえ ---この意味不明のおぞましい言い方は、福音書にもある。それは献金を出し惜しみする者へのあてこすりである。聖職者側の都合で後日書き添えられたのである。のっけからこんなことを聞かされたのでは誰もイスラム教徒にはなるまい。 70-19思えば人間というものはまことにせわしなく出来ているもの。70-20ちょっと災難に見舞われたといってはすぐいらいら、70-21幸運が舞いこんで来れば忽ちけちけち。70-22と言ってもお祈り好きの人たちだけは違う。70-23すなわち、始終お祈りに精出している人々。70-24己が財産も（決して独り占めにすることなく）定ったなにがしかの額だけは70-25もの乞いや、困窮者用にいつも取りのけておく人々。70-26裁きの日を固く信じて疑わず、70-27主の懲しめを怖れて生きる人々−−−−70-28主の懲しめはいつどこで下るかわからない。 イスラムの推奨ごと 70-29己が性器を大切にして、70-30妻と奴隷女だけに使う人々−−−−これならなにも ---イスラムの奴隷女とはどういう女性たちであろう。金持ちの奴隷に女は、借金の形にとられた悲しい娘たちがいる。イスラムの奴隷女とは、金持ちを攻め、彼らの妻や奴隷女を奪い取ったものではないのか。コーランが神のものなら、そのような女性は解放してやるべきであろうに。 70-32預り物はごまかさず、 契約は履行し、 70-33証言をひるがえすことなく、 70-34礼拝の務めはあくまで守る人々。 70-35そういう人たちは楽園にはいって、高い誉れに輝こう。 70-36あれ、どうしたことか、罰当りども、みんな 次の標的 70-40いや、いや、日の出るところ、日の沈むところを統べ給う御神かけて誓おうぞ、我らにとってはいとやすい業、70-41いくらでも彼らより立派なものと取り代えてやる。70-42されば、あのような者どもは放って置くがよい。いくらでも勝手に馬鹿話にふけり、ふさげ散らしておるがよい、いずれお約束の定めの日がやってくる時まで。70-43人々、墓穴の中からあわただしく出て来るあの日、かつての日、偶像神のお参りに馳せ参じたのと同じように、70-44目を伏せ、ただもうすっかり恐れ入って。それこそ、前々お約束のあった例の日だ。 |
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