（１）アラビヤ語の （１）アラビヤ語の
| 慈悲ふかく慈愛あまねきアッラーの御名において・・・・ 41-1ハー・ミーム。慈悲ふかく慈愛あまねきアッラーのお告げ。41-2（この)聖典は文句も一々わかりやすく、特にアラビヤ語のクルアーンとしてものわかりのよい人々に下されたもの。41-3（善人には）喜びの音信を伝え、（悪人には）警告を発するもの。それなのに、大抵の者はよそ向いて、耳を借そうともせず、41-4「お前がいくら誘っても、わしらの心には帳がかかっておるから（一向に通じはせぬ）耳も遠くてよく聞えぬ。わしらとお前の間には垂幕がかかっている。勝手になんでもするがいい、わしらの方でも勝手にする」などと言う。 ---イスラムの真の目的は、宗教神のアッラーではない。アッラーに偽装して、富者を悪者に仕立て上げ、それを武力で粉砕して、生命、金品、上質の女を奪うことである。ここに、富者側の油断があった。 41-5言ってやるがよい、「わしはお前がたとなんのかかわりもない普通の人間だが、ただお前がたの神は唯一なる御神（アッラー）であるぞよとのお告げを戴いておる。さ、傍見をせずに（本当の神様）の方に向って行け。一刻も早うお赦しを請うがよい。 ---御褒美とは、戦利品の分配である。軍資金を調達するための檄文であるが、巧妙に偽装している。強盗するための兵と武器を調達するためである。 41-8言ってやるがよい、「なんたることか、お前たち、大地を二日間で創り給うたお方を信仰せず、あまつさえこれに沢山の競争相手を作り出すとは。かしこくも万有の主にましますお方。41-9それの上に聳え立つ山々をすっぽりかぶせ、祝福を与え、四日がかりで色々な食物をほどよく設けて、誰でも欲しいものには分けへだてなく（食べ）させて下さった。 ---創世記の冒頭に書かれた天地創造は、ユダヤ人の律法を特徴付ける安息日の承認が目的である。七日目に神が休まれた、というのがそれである。実際の天地がどのように創られたのかは彼らの問題とするところではない。聖書はユダヤ人のものであることを知らないと、書かれていることを見誤る。事実、コーランはこの点を見誤っている。しかし、これはコーランの目的ではない。本当のところ、コーランは、創造主など問題にしてはいない。 41-10それがすむと、今度は天に登り給うた。その頃はまだ（天は）ただ一面 ---アッラーとその僕イスラムは一体である。ゆえにイスラム兵が、町を撃つことは、アッラーの思召しとなる。これが、強盗行為を偽装するための、彼らの「 41-13彼らのところへは、前からも後ろからも使徒がやって来て、アッラーだけしか拝まないようにと言ってきかせたのに、彼らは、「神様が本気になれば、天使をおよこしになるはずではないか。お前たちの持って来た（お告げ）なぞわしらは真平」と言う。41-14アードのごときは、なんの理由もないのに地上でただやたらに威張りちらし、「わしより力の強い者がどこにおる」などと言い出すしまつ。なんたることだ、自分らを創って下さったアッラーの方がはるかに力もお強いということがわからないのか。せっかくの我らの神兆を平気で否定するとは。41-15されば我らは、身を切る寒風ごうごうと吹きつけて彼らに不吉な日々を送らせ、それで現世にいるうちから散々な天罰を味わせた。だが、来世での罰となるともっと酷い。そのうえ誰一人助けてくれる者もない。 ---イスラム兵が町を囲んで降服の使者を送る。その兵力を見た町の者が嘲笑う。そのような場面を想定すると、これらの文意がはっきりして来る。「アッラーの名においてこの殲滅してくれよう。お前たちの町をかつての町の遺跡のようにしてくれよう」。アッラーの手足はイスラム兵なのだから。 41-16サムードの方は、我らが一旦は正しい道に手引きしてやったのに、手を引かれるより盲目でいた方がいいと言う。だから、われとわが手で稼いだ（悪）のおかげで天罰の雷電の一撃を受け面目をつぶしてしまった。41-17だが信仰ぶかく、敬虔だった者だけは、我らが救い出した。 |
| 次へ |
 |
 |