４（７）にせ信者

にせ信者 4-135これ汝ら、信徒の者よ、アッラーと使徒と、使徒に下された聖典と、それ以前に下された聖典とを信仰せよ。アッラーとその諸天使と、聖典と使徒たちと、最後(いやはて)の日を信ぜぬ者は、取り返しのつかぬほど遠く迷いの道に踏みこんでしまった者。4-136信仰に入っては見たがまた背信し、それからまた信仰に入り、また背信し、そしていよいよひどい無信仰者になって行くような者、そういう者どもはアッラーも赦し給うまい。正しい道に手を引いて下さりもすまい。 4-137似非(えせ)信者どもに嬉しい便りを伝えてやるがよい。彼らのために苦しい天罰が用意してある、と。4-138信仰深い人たちをさしおいて無信の徒と仲よくしている人々は、権勢でも貰おうというつもりなのか。権勢はことごとくアッラーだけのものと知らずに。4-139汝ら、聖典の中で、戒めを受けておるはずではないか、「汝ら、アッラーの御徴(みしるし)が嘘よばわりされたり、馬鹿にされたりしているのを聞いたならば、相手が何か別の話題に入って行かないかぎり、そんな人々と同席してはならぬ。さもないと、汝ら自ら彼らと同類になってしまうぞ」と。似非(えせ)信者や無信の徒は、アッラーがやがてことごとくジャハンナムの中に呼び集めておしまいになろう。 日和見信者 4-140汝らにたいして日和見の態度をとり、汝らがアッラーから勝利を戴けば「わしらは君たちと一緒だったではないか」と言い、無信仰者の側にぶがいい時は「ほれごらん、わしらが勝った。わしらがお前たちを信者どもから守ってやったのだぞ」などと言う。どちらが正しいか復活の日が来ればアッラーが裁いて下さろう。どんなことがあろうとアッラーが無信の徒に信者たちを打ち負かしたりなどさせ給うものか。4-141本当にあの似非信者ども、自分ではアッラーを騙そうとかかっているが、実は逆にこっちから騙されているだけのこと。礼拝に立ち上る時にしても、さも大儀そうに立ち上り、見てくればかりつくろって、心の中ではほんの一寸(ちょっと)アッラーを念ずるだけで、4-142あちらでもなし、こちらでもなし、始終(しじゅう)ふらふら。まったく一たんアッラーが迷わせ給うた人間は、もうお前にも助けてやりようがない。 4-143これ汝ら、信徒のもの、信仰ある人々をさし措いて、無信仰者に頼ってはならぬぞ。汝らまさかアッラーに、汝らを糾弾する公然たる権利を差上げたいわけではあるまいが。 4-144まことに、似非(えせ)信者は、（地獄の）劫火の一番底に投げ込まれて、助け手は誰一人見つかりはしなかろう。4-145だがそれでも、改悛して、罪ほろぼしをし、アッラーにしっかりとおすがり申し、ただアッラーのみを純一に信仰するようになれば、そういう者は信徒の真の仲間。必ずアッラーは信者には大きな御褒美を下さろう。4-146アッラーとても汝らが感謝し、信仰しているというのに、その汝らを罰して何としよう。アッラーはすぐ感謝なさる御性質、何から何まで御存知ではないか。 4-147きたない言葉を大声で叫ぶ者があるが、これはアッラーはお好みにならない、但し何か不当な目に遇った人の場合は別だが。まことにアッラーは耳敏(さと)く、一切を知り給う。 4-148汝ら、公然と善行をするにしても、そっと隠れてするにしても、また受けた害を赦してやっても、（全てアッラーは御存知）、アッラー御自身もよく赦し給う、実にお偉いお方におわします。 4-149アッラーをも、（アッラーの遣わし給うた）使徒たちをも信じようとせず、かえってアッラーと使徒達の間を裂こうとして、「われらには信じられるところと信じられないところとある」などと言い、丁度どちらつかずのところを行こうとする者があるが、4-150あのような者どもは正真正銘の無信仰者。無信仰の徒には我らの方でも、恥しい罰を用意しておいた。4-151だがアッラーとその使徒たちを信じ、彼らの間に全然差別をつけない人々、そういう人たちには我らがきっとふさわしい報酬を授けようぞ。アッラーは何でも赦して下さる情深いお方におおわします。

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2013/10/1オリジナル教会　（初代代表）笹倉正義
正式名称：（笹倉宗）聖母マリヤ福音教会
2013/10/2
　　　
聖句引用：日本聖書協会　口語訳聖書
新約聖書（１９５４年改訳）
旧約聖書（１９５５年改訳）