４（６）多妻の苦労 ４（６）多妻の苦労
| 4-126みなの者がお前に女のことで判定を求めて来るであろう。言ってやるがよい、「女についてはアッラーが御自身でお前たちに判定をお下しになる。それからまたお前たちが規定された財産を（まだ）与えずしかも自分の嫁にしようと考えておる 4-127もし女がその夫から虐待されるとか嫌われるとかいう心配がある場合、両人の間をうまくするような手を打つことは差支えない。なんといっても仲直りが一番よい。人間の心というものは、とかく強慾になりやすいもの。だが、もし汝らが善意をもって行動し、神を懼れる心を忘れないなら、かならずやアッラーは汝らの行為をすっかり知って下さろう。 多妻の場合の公平性 4-128大勢の妻に対して全部に公平にしようというのは、いかにそのつもりになったとてできることではない。しかしそれとて、あまり公平を欠きすぎて、誰か一人をまるで宙づりのように放っておいてはいけない。汝らみなが仲よくして神を懼れる心を忘れないなら、アッラーはまことに情深く、慈悲深くおわします。 4-129だが二人が別れても、勿論アッラーは大御心から双方ともそれぞれに世話して下さろう。まことにアッラーは宏大無辺、限りない智恵の持主におわします。 4-130天にあるものも、地にあるものも、すべては挙げてアッラーに属す。汝らより先に聖典を頂戴した者どもにも、それからまた汝ら自身にも、我らは「アッラーを懼れよ」との厳命を下しておいたはず。たとい汝らが命に叛いたところで、天上地上あらゆるものを所有し給うアッラーのこと、もともとアッラーには何も不用、いとも尊き御神にまします。 4-131天にあるものも、地にあるものも、すべては挙げてアッラーに属す。アッラーが保護者になって下さったらそれでもうほかには何も要りはせぬ。4-132もしその気になり給えば、これ皆のもの、汝らを一挙に滅ぼして、かわりに他の人々をお据えになるかも知れないぞ。それしきのことアッラーにはいとやすい。4-133現世の御褒美がほしいという者もあろうが、アッラーの御手もとには現世の御褒美も、それからまた来世のも、いくらでもある。アッラーすべてを聞き、あらゆることを見透し給う。 4-134これ汝ら、信徒の者よ、毅然として正義を |
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