３（８）イスラムの基本 ３（８）イスラムの基本
| イスラムあっての財産 3-112だが信仰なき者どもは、いくら金があっても子供があっても、アッラー（の御怒りを防ぐ）なんのたしにもなりはしない。そういう者どもは地獄の劫火の住人となって、永久にその中で暮らすことになるだけのこと。3-113そういう人々が現世で ---経済というものが、貧富に格差をつけています。しかし、完全な調和など、人に求めるのは、しょせん無理なのでは。金持ちや実力者を殺しても、格差が消えるわけではない。彼らが幸せかどうか、その財産を守るために、いつも気を使っていなければならないのが、幸せと言えるかどうか。福音書に登場する金持ちの一人ラザロは神経質な人物で救われませんでした。もう一人の金持ちザアカイは財産に固執する人物ではなかったようで、イエスにその信仰を認められています。ラザロがイエスを歓待したことは書かれていませんが、マタイとザアカイはイエスを歓待したのです。 （イスラム）朱にまじわれば 3-114これ、信徒たち、決して 3-115これこれ、そこな者ども、汝らは彼らが好きらしい、向うでは汝らのことなど好きでもないのに。汝らは勿論、聖典は全部信じておる。ところが彼らは、汝らに面と向えば「我々も信じている」、などと言うくせに、自分たちだけになると ---ユダヤ教徒やキリスト教徒とはどういう心根をもったものかを教えている。あいつらは皆根性のねじれた者だと、悪意をあおっている。イスラム兵が、敵を攻撃して殺すことに、いささかも躊躇することのないように洗脳する言葉だ。 （イスラム）開戦の回顧 3-117お前が 3-119現に、いつかもバドルの戦いで、お前たちがまるで情ない状態になっていたのをアッラーは助けて下さったではないか。されば、アッラーを畏れかしこめよ。さすれば感謝の気持も湧いてこよう。3-120お前は信者たちに言っていた、「神様は三千の天使を天から下してお前たちの援軍にして下さるのだぞ、これでも充分ではないのか。3-121いや本当だとも。お前たちが忍耐強く我慢して、 ---ユダヤ的発想でもある。実力のない者が用いる精神論。 3-122これもみんな、ただただ汝らに嬉しい知らせを授けてやろうとの思召しから出たこと。そして汝らの心がそれで安心できるようにとてなさったこと。もともと勝利というものは一切全能にして全知なるアッラーだけが授けて下さるもの。また一方では、これによって信なき者どもの一部を切りくずし、或いは打ちひしいで、すごすごと引きさがらせてやろうとの御心でもあった。 ---戦争をするのに、ものを考えもせず、軍隊を進めれば、破れるのは必定。しかし、それが東方キリスト教の地域であれば、赤子の手をひねるよりもやさしい。 3-123なに、お前の知ったことではない、（アッラー）が彼らをまたお赦しになろうと、もっとひどい目にお遇わせになろうと。彼らは不義なす者どもなのだから。 ---異教徒（跪拝しない者）には交渉なしだ。 3-124天にあるものも、地にあるものも、一切を統べ給うアッラーのことであれば、誰を赦し、誰を罰するすべて御心のまま。だがそれにしても、アッラーはよくお赦しになる、情深いお方。 |
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