（１）総決算の時 （１）総決算の時
| 慈悲ふかく慈愛あまねきアッラーの御名において・・・・ 21-1人々がうかうかよそ見しているうちに、総決算の時は刻々と近づいて来た。 21-2いくら次々に新しいお諭が下されても、みんなは遊び半分に聞きながすばかり。21-3一向に気がはいらぬ。しかも、不義の徒輩、こちらに聞かせぬつもりのひそひそ話しで、「なんだ、これは君たちとおなじただの人間ではないか。立派に目が見えておりながら、君たち、妖術にやられる法はあるまい」などと言っている。21-4「神様は天と地のどこで言われていることでもすっかり御存知。まことに早耳で、何から何まで御存知におわします」と彼が言えば、21-5さらに、彼らは言い返す、「なあに、愚にもつかない夢のごたまぜ。」「どうせあの男のでっち上げ。」「あの男は詩人だ。」「昔の使徒のように、一つお 21-7汝より前に我らが 21-10せっかく、こうしてお前たちのお 21-14すると彼らが言う、「ああ困ったことになった。まことにわしら悪うございました」と。21-15そうしていつまでもいつまでもお泣き声を上げているうちに、我らがきれいに刈り込んでやったら、火の消えたようになってしまった。 21-16我らが天と地と、その間なるものを創造したは、決して とんでもないこと言っていた我が身をうらめしく思うだけのこと。21-19天にあるもの、地にあるもの、すべては挙げて（アッラー）に属す。そのお傍にある者は、生意気にもお仕え申すのが嫌だなどとは言いはせぬ。疲れたなどと言いはせぬ。21-20夜も昼も讃美の声を揚げ、 21-21一体彼ら、（死者を）甦らせるほどの神々を地上で見つけたとでもいうのか。21-22天でも地でも、アッラー以外に神々があるとしたら、天地はその（美しい）秩序を失ってしまうであろう。ああ、なんと勿体ないことか。玉座の主、アッラーは、彼らの言っているようなものとは比較にならぬ高みにいます御神なのに。21-23何をなし給おうと、（アッラー）は誰にもとがめられることはしない。しかし彼らの方はとがめられる。 21-24彼ら、（アッラー）をよそにして他の神々でも見つけたのか。言ってやるがよい、「お前たちの証拠を出して見せよ。さ、これがわしとともにいる人たちの（戴いた）お諭。これがわしより前の人たちの（戴いた）お諭だと。だが、大抵の者はどれが真理かわからないので、すぐによそ向いてしまう。21-25汝より以前に使徒を遣わす場合でも、我らはその度毎に必ずこれに啓示して、「わしのほかには神はない。されば、汝らこのわしを崇めよ」と申しつけておいたのに。 |
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