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| 改ざんの禁止 2-207イスラエルの子らに聞いて見るがいい、一体どれほど沢山の明白な神兆を我らが与えてやったことか。アッラーのお恵みを受けておきながら、それを勝手に改変するような者があれば、よいか、アッラーの御返報は物凄いぞ。 信仰者は清貧 2-208信仰なき者どもの目には、この世は 信仰深い人々の存在 2-209人類はかつて一つの民族であったが、その後（人々が互に争い始めたので）アッラーは予言者を次々に派遣して、或いは喜びの音信を、或は警告を与えしめ、さらに お助けはまだか 2-210一体汝ら、過ぎた昔の人々が経験したような（苦しい試み）に遇わずに（楽々と）天国に入れるとでも思っておるのか。（昔の人たちは）みんな不幸や災禍に見舞われ、地揺れに襲われ、しまいには使徒も信者たちも一緒になって「ああ、いつアッラーのお助けがいただけるのか」と歎いたほどではなかったか。いや、なに、アッラーのお助けは実はすぐそこまで来ておるのだが。 これは、願い事はすぐにはかなわないのだということの現実である。アッラーやイエス・キリストに願い事をすれば、すぐにもかなうような宣伝をする者は、伝道者として、獅子身中の虫と言うべき者なのだ。 お金の使い方 2-211どんなことに金を使ったらよかろうかとみんながお前に訊いてくることであろう。答えてやるがよい、善行に使う金なら、両親と親類縁者、孤児と貧民と路の子のため。お前たちがする善行については、アッラーは何から何まで御存知だぞと。 路の子：旅行者 （イスラム）徴兵について 2-212戦うことは汝らに課された義務じゃ。さぞ厭でもあろうけれど。2-213一体、汝らが自分では厭だと思うことでも案外身の為になることかも知れないし、自分では好きでも、かえって害になることもあるもの。アッラーだけが（事の真相を）御存知で、汝らは実は何にも知りはせぬ。 「実は何も知らぬ」コーランは、何も知らない人々を相手に語りかける。これがユダヤ教だ、これがキリスト教だ、これが何々だ、などと。その点、コーランは伝道のコツを示唆している。 神聖月の戦争 2-214神聖月について、その期間中に戦争することはどうかとみんながお前に訊きに来ることであろう。こう答えるがよい。神聖月に戦ったりするのは重い（罪）だ。しかし、アッラーの道から離脱し、アッラーやメッカの聖殿に対して不敬な態度を取り、そこから会衆をおい出したりすることの方が、アッラーの御目から見れば、もっと重い罪になる。（信仰上の） 彼らは、もし出来れば汝らを信仰から背き去らせんものと、目的をとげるまでは執拗に戦いを挑んでくるであろう。だがもし汝らのうち信仰を棄て、信仰なきままに死ぬような者があったなら、そのような者どもは、現世でも来世でも、せっかくの仕事が全部 （イスラム）劣勢時の忠誠 2-215だが本当の信仰をもつ人々、そして（マホメットと共にメッカからメディナへ） 賭け事について 2-216酒と 掛矢：当時流行の矢を使ったくじ引き （イスラム）施しの金額 また、施しものはどれほど出すべきかと質問して来たなら、2-217余計の分を、と答えよ。 かくのごとくアッラーは汝らにいろいろと神兆を説き明かし給う。こうすれば、きっと汝らがよく物事を考えるようになるだろうとの （イスラム）孤児への態度 2-218現世においても、また来世においても。また孤児について質問が出たら、こう答えるがよい、みなし児はできるだけよくしてやることが肝要。2-219そして汝らが彼らと親しく交る場合には、己の |
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