５．核爆弾製造 ５．核爆弾製造
| 核分裂による質量減少 ウラン２３５の場合は０．１％減少し、それが光速の自乗という係数を掛けた値の熱エネルギーを生み出します。その瞬間的に放出された熱量の威力を世界が知ったのは、 太平洋戦争末期の広島でした。さほど大きくも無い外観の塊（原子爆弾）が、広島の上空５００ｍで核反応を起こし、巨大な火の玉となったのです。 |
| 核融合による質量減少 天に輝いている大きい方の光は、古来より輝き続け、わたしたちは明るさと、適度な熱の恩恵を受けています。この太陽の熱エネルギーは、核融合によって生み出されています。太陽自身の巨大な重力によって水素がヘリウムに変えられているのです。二個の水素原子二つ（四個の陽子）から、二個の陽子と二個の中性子を持つヘリウムが造られる時の質量減少は０．７％です。核分裂とは反対の、この核融合を起こすことは、人間の力では不可能に近いのです。一時期、核融合の研究がされましたが、今その話は聞きません。たぶん、研究費がどこからもでないからでしょう。核融合装置の開発には、費用がかかりすぎる上に、戦争には使えませんし・・・。というわけで、錬金術の夢は終焉したのです。 |
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