２５．Ｃの組（１）

　２５．Ｃの組（１）

25-1これらもまたソロモンの箴言であり、ユダの王ヒゼキヤに属する人々がこれを書き写した。

（列王紀下１８章）18-1イスラエルの王エラの子ホセアの第三年にユダの王アハズの子ヒゼキヤが王となった。18-2彼は王となった時二十五歳で、エルサレムで二十九年の間、世を治めた。

（イザヤ書３９章）39-3時に預言者イザヤはヒゼキヤ王のもとに来て言った、「あの人々は何を言いましたか。どこから来たのですか」。ヒゼキヤは言った、「彼らは遠い国から、すなわちバビロンから来たのです」。

（Ｃ１）
25-2事を隠すのは神の誉であり、
事を窮めるのは王の誉れである。
25-3天の高さと地の深さと、
王たる者の心とは測ることができない。

（Ｃ２）
25-4銀から、かなくそを除け、
そうすれば、銀細工人が器を造る材料となる。
25-5王の前から悪しき者を除け、
そうすれば、その位は正義によって堅く立つ。

（Ｃ３）
25-6王の前で自ら高ぶってはならない、
偉い人の場に立ってはならない。
25-7尊い人の前で下にさげられるよりは、
「ここにあがれ」といわれるほうがましだ。
---イエスのたとえ話にもう少し詳しく書いてある。
（ルカによる福音書１４章）14-7客に招かれた者たちが上座を選んでいる様子をごらんになって、彼らに一つの譬を語られた。14-8「婚宴に招かれたときには、上座につくな。あるいは、あなたよりも身分の高い人が招かれているかも知れない。

（Ｃ４）
25-8あなたがたが目に見たことを、
軽々しく法廷に出してはならない。
あとになり、あなたが隣り人にはずかしめられるとき、
あなたはどうしようとするのか。
25-9隣り人と争うことがあるならば、ただその人と争え、
他人の秘密をもらしてはならない。
25-10そうでないと、聞く者があなたをいやしめ、
あなたは、いつまでもそしたれる。

（Ｃ５）
25-11おりにかなって語る言葉は、
銀の彫り物に金のりんごをはめたようだ。
25-12知恵をもって戒める者は、これをきく者の耳にとって、
金の耳輪、精金の飾りのようだ。

（Ｃ６）
25-13忠実な使者はこれをつかわす者にとって、
刈入れの日に冷やかな雪があるようだ、
よくその主人の心を喜ばせる。

（Ｃ７）
25-14贈り物をすると偽って誇る人は、
雨のない雲と風のようだ。

（Ｃ８）
25-15忍耐をもって説けば君も言葉をいれる、
柔らかな舌は骨を砕く。

（Ｃ９）
25-16蜜を得たならば、ただ足るほどにこれを食べよ、
おそらくは食べすごして、それを吐き出すであろう。

（Ｃ１０）
25-17隣り人の家に足をしげくしてはならない、
おそらく彼は煩わしくなって、
あなたを憎むようになろう。

（Ｃ１１）
25-18隣り人に敵して偽りのあかしを立てる人は、
こん棒、つるぎ、または鋭い矢のようだ。

（Ｃ１２）
25-19悩みに会うとき不信実な者を頼みにするのは、
悪い歯、またはなえた足を頼みとするようなものだ。

（Ｃ１３）
25-20心の痛める人の前で歌をうたうのは、
寒い日に着物を脱ぐようであり、
また傷の上に酢をそそぐようだ。

（Ｃ１４）
25-21もしあなたのあだが飢えているならば、
パンを与えて食べさせ、
もしかわいているならば水を与えて飲ませよ。
25-22こうするのは、火を彼のこうべに積むのである、
主はあなたに報いられる。

（Ｃ１５）
25-23北風は雨を起し、
陰言をいう舌は人の顔を怒らす。

（Ｃ１６）
25-24争いを好む女と一緒に家におるよりは、
屋根のすみにおるほうがよい。

（Ｃ１７）
25-25遠い国から来るよい消息は、
かわいている人が飲む冷やかな水のようだ。

（Ｃ１８）
25-26正しい者が悪い者の前に屈服するのは、
井戸が濁ったよう、また泉がよごれたようなものだ。

（Ｃ１９）
25-27蜜を多く食べるのはよくない、
ほめる言葉は控え目にするがよい。

（Ｃ２０）
25-28自分の心を制しない人は、
城壁のない破れた城のようだ。
　　

2012/2/23 笹倉キリスト教会　笹倉正義　
聖句引用：日本聖書協会　口語訳聖書
旧約聖書（１９５５年改訳）　
　