| ギリシャの 古代神話 |
１．神話の要求 トロイ戦争は紀元前１２５０年頃とされるが定かではない。モーセによる「出エジプト」は紀元前１３００年頃とされるがこれも定かではない。権力を持った者は、自分のルーツを神に求める。その神とは、ギリシャ世界においては、神々しい山たとえばオリンポス山であったり、気象たとえば激しい雷雨、天文なら惑星と巨大なほうき星、海洋なら津波など、人智を超えた存在を神格化したものである。 ２．吟遊詩人 これらは、吟遊詩人という職業を生み出し、その多くが盲目であったことは、日本の説話の人物「耳なし芳一」が盲目の琵琶法師であったことでも想像がつく。旧約聖書も初期の段階では、レビ人の口伝によって継承された。 ３．トロイ戦争 そのギリシャ神話に歴史が介入したのがトロイ戦争である。ギリシャの神々と混交したさまざまな伝承・伝説が生まれ、口伝（くでん）によって継承された。そして、紀元前７００年ごろ「ホメロス」によって、「イリアス」というトロイ戦争の軍記が生まれた。 同ホメロスによる「オデュッセイアは」、軍記ではなく、精巧に組み立てられた文学作品となった。中でも、主人公オデッセウスの「冥府」の段は、間接的ではあるが、ダンテに神曲のインスピレーションを与えたのである。 ４．出エジプト 飢饉を逃れ、宰相となってエジプトにいたヨセフのはからいで、ヤコブの一族がエジプトのゴセンに住み着いた。それから数百年を経て、彼らの増加に恐れをなしたエジプト王は、彼らをレンガ作りの奴隷にした。男の赤子を殺してもみた。その赤子の一人がエジプト王族の女性に拾われた。赤子は成長し、王族の一員として帝王学を学び、また軍事にも参加した。モーセである。数奇な運命を生き８０歳となった彼は、同胞を率いエジプトを脱出した。「出エジプト」である。時代は、トロイ戦争とほぼ同じ時期である。彼らは、オリンポスの神々とは違う、単一のエホバ神を信仰していた。信仰の担い手はレビ人であり、その棟梁はモーセの兄のアロンであった。 ５．古代中国 ちなみに、ヒマラヤ山脈や砂漠など峻険な地形によってさえぎられた東方世界では、紀元前１０２７年 周（西周） 鎬京（西安） 武王 武王が殷を滅ぼし，周王朝の建国。紀元前１０２４年。インドで釈迦誕生。紀元前７７０年春秋時代。紀元前５５２年、魯に孔子生まれる。秦の始皇帝は紀元前２２０年である。 |
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| 神々の宮殿 オリンポス山 |
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| トロイの霊峰イデ (Mount ida) |
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2014/12/23 オリジナル教会（初代代表） 笹倉正義
正式名称：（笹倉宗）聖母マリヤ福音教会